【シリコンバレー=兼松雄一郎】米スタンフォード大学は23日、大学単独としては世界最大規模の奨学金プログラムを始めると発表した。米ナイキ創業者のフィル・ナイト氏らの7.5億ドル(約840億円)の寄付を原資に毎年100人の大学院生を招く。3年間の授業料・生活費を提供し、世界の最高水準の留学生を集める狙い。
プログラムは将来の世界の指導者になることを想定したもので、奨学生は他分野の学生とともに専門分野を越えた世界的な問題について解決策を考える。申し込みは2017年夏開始で、受け入れは18年秋から。応募には出身大学の推薦が必須。