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[アスコット/ロンドン(英国) 24日 ロイター] ロシアのプーチン大統領と対立し、英国に亡命した新興財閥の富豪ボリス・ベレゾフスキー氏(67)が23日、ロンドン郊外の自宅で死亡しているのが見つかった。
ベレゾフスキー氏の警備員が、アスコットの自宅にあるサウナとみられる場所で死亡しているのを発見したという。
ソ連崩壊後のロシアで実業家、政治家として台頭したベレゾフスキー氏は2000年、プーチン氏と対立して英国に亡命し、その後もプーチン批判を繰り返した。同氏は、2006年に同じ英国で放射性物質を使って毒殺されたロシア情報機関元幹部アレクサンドル・リトビネンコ氏の知人でもある。
英警察は24日、ベレゾフスキー氏の自宅を調べたが、放射性物質や薬物は見つからなかったと発表した。
一方で知人は、ベレゾフスキー氏が自殺を図ったか、ロシアの富豪アブラモビッチ氏との裁判で敗れた心労から心臓発作を起こした可能性があると話した。
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