今回の主人公は、高校3年生の東理紗さん・17歳。同級生とアイドルユニットを結成し、「10代のうちに日本武道館でワンマンライブをする!」という大きな野望を抱いて活動中だ。
東さんたちは芸能事務所に所属せず、楽曲制作からステージ演出、グッズの企画・販売まで全て自分たちで行う“セルフプロデュースアイドル”。女子高生ならではの自由で大胆な発想から生まれるユニークなライブで、コアなアイドルファンの間で話題となっている。
幼い頃からアイドルに憧れていた東さん。アイドルグループに所属して活動したこともあったが、アイドルとして“自分が本当にやりたいこと”をやるため、自分自身がプロデューサーになることを決めた。
まもなく高校卒業。これまで頼りにしてきた“女子高生ブランド”がなくなってしまう。さらに、相方の大学進学が決まり、卒業後の活動には一抹の不安が…。一方で、「20歳になったらアイドルはもういいかな」と語る東さん。異色アイドルの人生プロデュースプランとは?!
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転職サービス「DODA」
キャリアコンサルタント
大浦 征也
オオウラ セイヤ
10代の二人が自分たちの力だけで月に30万円を売り上げるというのはすごいですね。ビジネスパーソンのお手本になる部分がたくさんありそうです。特に自分をどう見せるかというセルフ・プロデュースは年代や職種を問わず大切な視点です。私たちキャリアコンサルタントが転職希望者のご相談にのるときに、「自分自身という“商品”の特徴をよく理解し、転職マーケットでいかに魅力的に伝えるか考えましょう」と言うことがあります。応募先企業に気に入られようとして、自分の強みや先々のキャリアプランを曲げて伝えてしまっては、入社後に十分な活躍はできなくなってしまうでしょう。
また、転職に限らず、仕事上で自分がどう見えるか・見せたいかを考えてビジネス人格を設定することも時には必要です。例えば「自分は引っ込み思案だから営業や交渉で成果が出ない」と考えて壁に当たる人がいます。その仕事で、社交性や押しの強さが求められるなら、そういうビジネス人格をセルフ・プロデュースするのです。プロジェクトの成功やチームの目標達成など、仕事の目的を全うするためです。ピッチ上では熱く攻撃的なプレイをするサッカー選手が、オフでは物静かだというのと同じですね。本来の自分の姿がありつつ、ビジネスシーンでは自分を演出する。そんな客観性が大人のビジネスパーソンには求められます。
NHK制作局
ディレクター6年目
三井 広樹
ほとんどのアイドルが芸能事務所に入って活動するのに対し、東さんたちは全てがセルフプロデュース。
大きなやりがいを感じる一方、苦労も絶えないと言います。
過去には、出演料が振り込まれず、泣き寝入りしたこともあるとか…。
そうしたなかで、彼女たちが大切にしているのが、“経験”です。
物事を判断する材料を自分たち自身のなかに蓄えるため、とにかくいまは場数を増やしています。
一見、やりたい放題の女子高生ですが、その裏には、なんとかこの業界を生き抜いていこうという強い意志を感じた取材でした。
二十歳までの夢が叶うこと、楽しみにしています!