[PR]

 北海道七飯(ななえ)町のJR函館線大沼駅構内で2013年9月に貨物列車が脱線した事故をめぐり、レールの検査データを改ざんして国に報告するなどしたとして、札幌、函館両区検は24日、鉄道事業法違反の罪などで奥芝義人・JR北海道工務部副部長(53)ら工務部幹部3人を札幌簡裁に在宅起訴し、法人としての同社も起訴した。また、社員13人を函館簡裁に略式起訴し、社員3人を不起訴処分(起訴猶予)とした。

 事故は13年9月19日に発生。大沼駅構内で18両編成の貨物列車の6~9両目が脱線した。

 起訴状などによると、奥芝副部長らは事故後、レール幅の広がりやずれについて、改ざんされた検査データを国に報告するなどしたとされる。