NHKあさイチでチョコレートがダイエットに効果的という特集をしたところ、多くの方が気になったようで私のブログにもたくさんの流入がありました。
ダイエットから記憶力UPまで?チョコの効果をNHKあさイチが特集
しかし、このチョコレートダイエットが実は嘘だったということを論文の著者自身が認めたようです。
- 論文の著者であるJohannes Bohannon氏が「チョコレートがダイエットに効果的である」という論文は壮大な釣りだったことを明らかにした
- そもそも論文の著者であるBohannon氏はダイエットに関する勉強の経験はありません。
- ドイツのテレビプロデューサーから連絡があり、「いかにダイエットに関する実験が簡単にメディアのトップニュースになるかを検証したい」と依頼してきたとのこと。
同氏は読者に向けて「科学に関する記事を読む場合、読者は読み方を覚えなければいけないでしょう。もし、記事で紹介されている実験が被験者の数を公開していない場合、『なぜ公開されていないのか』と疑問に思ってください」とアドバイスしています。
この研究が変だということは、薄々感じていましたよ(ドヤ顔)
甘やかし系ダイエットに惑わされないで - 札幌訪問型鍼灸治療院つちだ
ダイエット系のデータは伝えたい部分だけが広まる
有名な大学や大企業の研究機関が発表する実験結果、統計や数字に添えられる考察文。信頼できる機関だと思ったとしても、これらの中には研究者の望むように解釈されている場合があったり、データの一部だけ切り取って広めるメディアもあります。
統計や数字の見方はさまざま。妙な解釈などいくらでもできると思ったほうが良い。
ダイエット関係の情報を毎日漁っていると、多くのダイエット法が具体的な数値などを提示しながら書かれており、どうしても人間は
数値を持ち出して書かれると無条件に信じてしまう習性があります
しかも私たちは研究論文の統計データの有意性なんて分かりませんし、難しい言葉やデータ、グラフを見せられても情報の正確性については判断つかないでしょう。
新しいダイエットが出たら、試す前に体への悪影響を考える
次々と新しいダイエット法ができて、しかも効きそうな気がする、試してみたい。と思ったときの判断基準をどうしたら良いか。私の基準は
体に悪いならやらない。悪くなさそうならやってみる
というものです。
もし体に害が無さそうなら試してみればいいし、効いてる気がしないと思ったら辞めたら良いのです。
たとえば一時期にがりダイエットなんて流行りましたが、これは下剤を飲むようなダイエットなので、脱水など体への悪影響がありました。
他にも最近では千葉で「ホスピタルダイエット」を服用して入院された方もいます。
このようなダイエットは飛びつく前に悪影響をよく調べるべきです。しかし有酸素運動と無酸素運動のどちらが良いとか、炭水化物を冷やして食べると糖質の吸収が抑えられる。といった、体に害が無さそうな話なら、実行してみる価値はあります。
結局、ダイエットは「食べたい」「ぐーたらしたい」という気持ちを克服して頑張るしかないと思う