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韓国 THAAD巡る発言で中国大使呼び抗議2月24日 21時21分
韓国外務省は24日、アメリカの最新の迎撃ミサイルシステムの韓国への配備を巡って、「配備されれば、中国と韓国の関係は一瞬にして壊れるかもしれない」などと述べた韓国駐在の中国大使を呼んで、抗議しました。
韓国に駐在する中国の邱国洪大使は、23日、韓国の最大野党の代表と会談した際、韓国政府がアメリカの最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」の配備を検討していることについて、「配備されれば、中国と韓国の関係は一瞬にして壊れるかもしれない」と述べるとともに、国連の安全保障理事会で北朝鮮に対する制裁決議がまだ採択されていない原因になっていると主張しました。
この発言を受けて、韓国外務省は24日午後、邱大使を呼んで抗議し、韓国側によりますと、邱大使はみずからの発言の内容について説明したうえで、「両国関係の発展のためにいっそう努力する」と述べたということです。
国連安保理での北朝鮮に対する制裁決議を巡って、ワシントンで23日、アメリカのケリー国務長官と会談した中国の王毅外相は近く採択されるという見通しを示していますが、THAADの配備に向けた検討を進める韓国と自国の安全保障が脅かされるとして反対する中国との対立が深まっています。
この発言を受けて、韓国外務省は24日午後、邱大使を呼んで抗議し、韓国側によりますと、邱大使はみずからの発言の内容について説明したうえで、「両国関係の発展のためにいっそう努力する」と述べたということです。
国連安保理での北朝鮮に対する制裁決議を巡って、ワシントンで23日、アメリカのケリー国務長官と会談した中国の王毅外相は近く採択されるという見通しを示していますが、THAADの配備に向けた検討を進める韓国と自国の安全保障が脅かされるとして反対する中国との対立が深まっています。