ブログにも活かせる!Web記事のユーザー注目度を上げるコツ【超初級編】
こんにちは。Webライターのでじかめです。今注目されているコンテンツを紹介する「FEELY」というWebメディアで主に活動しています。
FEELYではたくさんの人に見てもらうことを目指して記事を執筆していますが、記事の文章以外の部分を工夫することも大事だと日々感じています。
PV数やクリック数をあげるためには、SEO対策など専門的なノウハウもあります。しかし今回は「超初級編」ということで、私がWebで記事を書く際に気をつけている基本中の基本をいくつかご紹介します。ブログやWeb記事の注目度をあげるコツが伝われば幸いです。
目次
記事を書く前に
誰に読んでもらいたいか。
よくいう「とにかく大勢の人に読んでもらいたい(PV数を上げたい)」という目標は、ざっくりしすぎていて結果的に誰の心にも刺さらない場合が多いんです。
>まずはターゲットを設定する。
Webとはいえ、相手は人間。人間関係を築くときと同じ。八方美人な人よりも、「君のために!」と言われた方がトキメキますよね。
▼例えばこれは以前私がcreiveで書いた記事。
自分がデザインするときに文字のレイアウトが参考になるポスター&広告20選
ターゲットに設定したのは「デザインしなければいけない人(初心者)」です。
「デザイナー」と表記しなかったのは、学生さんや会社の広報さんなど「急にデザインすることになった」「素人だけどたまにデザインを任される」という人に向けて書いたからです。
記事内容で出典した広告も、誰が見ても分かりやすいインパクトのある文字組み&効果をつかったものを選定。各広告へのコメントも意識して基本を抑える程度のものしか書いていません。難易度の高い解説をしてしまうと、初心者の方には文章さえ理解していただけない場合があるからです。
結果的にネットでは「デザインが苦手だから参考になった」という声もあり、ターゲット設定はうまくいったと思っています。
「誰に向けて書いているのか」をまず決めてから、執筆にうつりましょう!
記事を書くときは
結局、その記事を読んだらどんな得があるの?
ユーザーさんはヒマつぶしでネットを見ることはあっても、無駄な時間を過ごしたいわけではありません。同じ時間を過ごすなら、「得になる」有意義な方を選びたいはずなんです。
>タイトルに「お得」を盛り込む。
「この記事を読んだらどんな得があるのか」をタイトルである程度伝えなければ、ユーザーさんも「読んでみようか(=クリック)」という気分にならないですよね。(と、私は思っています)
記事内容の質も大切ですが、まず記事を読んでもらうには、タイトルのインパクトや引きが不可欠です。
▼以前、灰色ハイジさんがcreiveに寄稿された記事を参考にすると…
制作会社と事業会社のデザイナーの仕事の違いって? これから就職や転職を考える人へのおすすめポイント
タイトルを読むだけで、クリエイティブ業界に就職や転職したい人にとってお得な情報が書かれていることが一目瞭然ですね。(実際、そういう方にたくさんシェアされていました)
タイトルで「誰にどんな得があるのか」を伝えることを意識してください。
目立ちたいあまり、大げさになっていませんか。
しかし、クリックだけされて終わりではいけません。ユーザーさんが期待して記事を読んでくれたのに、読後感が「つまらない」だと、そのメディアは二度と読んでもらえなくなるかもしれません。
>誇張して(嘘をついて)いないか。
▼これも私が以前FEELYで記事にしたものです。
【子育てをする親への視点がグッと変わる】「『ひどい親』のあなたへ」ある父親が書いた手紙にハッとなる
タイトルに「視点がグッと変わる」と書いたからには、きちんと「視点がどう変わるか」を念頭に置いて書かなければ、ユーザーさんが読んだ後にガッカリしてしまいます。
【宮崎県小林市が本気出す】住民の素材投稿によって作られる「方言ポスター」がプロ顔負け
この記事も、「プロ顔負け」というタイトルにふさわしいクオリティかどうか?ということをきちんと考えないといけないですよね。
あとは、「〜すぎる」「ヤバい」などの言葉もネットではよく目にしますね。インパクトがあるようにも見えますが、本当に「ヤバい」のか?そもそも何が「ヤバいのか」などを気をつけてみるといいでしょう。
タイトルをむやに誇張してしまうと、ユーザーさんにも、題材にしたコンテンツにも失礼になってしまいます。
アイキャッチにインパクトはあるか。
アイキャッチ画像は、タイトルの文字より先に入ってくる情報です。もしかすると、文字よりも大切な要素かもしれません。
>アイ「キャッチ」できていますか。
▼creiveのアイキャッチ一覧を例にすると…
▼「無料で使える!商用利用OKのイラスト素材まとめ(25種類)」のアイキャッチ。
素材の種類の多さと、どんなジャンルのイラストが多く紹介されているのかがこのアイキャッチを見るとよく分かります。例えば「牛だけのイラスト」をアイキャッチにしてしまうと、25種類も紹介しているバラエティ豊かな感じが伝わらないですよね。
▼「最近話題になったイケてるWebサービス・アプリ10選」のアイキャッチ。
最も話題になったサービスをアイキャッチにすると、インパクトもあります。「あ、これ見たことがある!」となった場合、「同じようなサービスがあと9つも紹介されているのか」という興味にもつながります。
▼「【宮崎県小林市が本気出す】住民の素材投稿によって作られる「方言ポスター」がプロ顔負け」のアイキャッチ。
こちらも、単純に「え!?何コレ!?」という驚きを与えてくれますよね。記事内にある「てなんど小林プロジェクト」のロゴをアイキャッチにしてしまうと、ここまでのインパクトは与えられなかったと思います。
「アイキャッチ画像にできる素材があまりない」という方は「無料で使える!フリーの画像・写真素材サイト15選」などを参考にしてみましょう。ちなみに、私のお気に入りのフリー素材サイトは「ぱくたそ」さんです。
まとめのチェック項目
もう少しお伝えしたいこともありますが、長くなるため今回はここまで。参考になったり、ひらめきにつながる要素はありましたか。ここに紹介していないことも含めて、私が気をつけていることをチェック項目式にまとめてみました。
記事を書く前にここを抑えよう!
- 誰にシェア・読んでもらいたいのか(ターゲットの設定)
- ターゲットにどんな読後感を与えたいのか(記事のメインディッシュの設定)
- 記事内容のメイン・サブをきちんと分けよう(要素を盛り込みすぎない)
- 「〜すぎる」「ヤバい」は多用しない(結局何も伝えていない)
記事公開前はここをチェック!
- タイトルに(ユーザーにとって)「お得感」は盛り込まれているか。
- 画像は記事の内容に合っているか
- スマホで読んだときの改行を意識しているか(スマホユーザーの方が多い場合 ※3行以上になると読みづらい)
- 誰かを傷つけていないか(主観を入れすぎていないか、反対側の視点に立ったとき、どんな気持ちになるか)
最後に
Webで記事やコンテンツを発信したいけれど、なかなかユーザーさんが増えない人は上記に気をつけてみてください。基本的なことなので、ブログなど個人でのネット活動でも活かせることがあると思います。
「参考になった」人がいれば、今回は触れていない他のチェック項目についてなど、続編もあるかも。ここまでお読みいただき、ありがとうございました!