続々・京都 いろいろ 梅だより。
今回は「北野天満宮」(京都市上京区)の「梅苑」へ。北野天満宮は天暦元年(平安中期:947)の創建。御祭神は菅原道真公。全国約1万2000社ある天満宮、天神社の総本社です。「天神さん」と愛称されています。約2万坪の境内には50種類、約1500本の梅があるそうです。
(注)写真が多いです。ご注意ください。
---------------------------------------------------------------
一の鳥居をくぐる。その高さ11.4メートル。
「楼門」に御祭神・菅原道真公の御歌が掲げられていました。「東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春を忘るな」。
枝垂れる。
灯籠に「牛」。牛は神様の使い。ナゼ牛なのか?といいますと、菅原道真公が丑年生まれだったなどの言い伝えがあります。
この梅の花が好き。
「紅梅殿(こうばいでん)」に人形。去年も(別の人形が)ありました。物語の一場面が再現されているのだと思うのですが…。左の人形は手に紅梅を、右の人形は手に白梅を持っています。
奥にも人形が。見上げて梅の花を愛でているのでしょうか(^-^) ちなみに、紅梅殿は菅原道真公の邸宅を再現した建物。
桃、赤、白、その奥に「三光門(さんこうもん)」。「日」「月」「三日月」の彫刻があることから「三光」です。「星」の彫刻がないため、「星欠けの三光門」と呼ばれています。
そして毎年恒例!? 私の好きな瓦意匠です。梅の木があり、花が咲いています。いろいろ瓦の写真はいつかまとめて紹介できれば^-^
梅苑おなじみ、「老松茶屋」さんでひと休み。梅苑の入苑券には「茶菓子引換券」が付いています。老松茶屋さんの入口で引換券を渡すと、床几に座って写真のようなお茶と茶菓子がいただけます。お茶は「香梅煎(こうばいせん)」という北野天満宮の梅を使った香煎茶。茶菓子は麩焼き煎餅「菅公梅(かんこうばい)」。
青空が見えかけてきたので、先ほどの…好きな梅の木へふたたび向かう。
萌ゆる赤。
透き通る白。
咲き誇る赤、白、桃…。
天に向かう、まっすぐに。
つぼみ、ほころび、顔もほころぶ。
額縁に入れたい気分^-^
---------------------------------------------------------------
●後記
北野天満宮を訪れたのは先週末。訪れた際は「満開」との見ごろ情報でしたが、まだつぼみの木もたくさんありましたので、今週末も「満開」は続くのではないでしょうか? 「北野天満宮」シリーズ、続くかと思います。このたびも最後までご覧いただき、ありがとうございました。