岡田玄
2016年2月24日19時10分
台風の日も酷暑の日も、沖縄県宮古島市で長年、交通安全を訴えてきた警察官姿の人形「宮古島まもる君」が事故にあった。関係者は島の名物キャラクターの早い復帰を祈っている。
県警宮古島署によると、事故が起きたのは2日。県道交差点で乗用車と軽乗用車が衝突し、はずみで飛び出した軽乗用車に、路肩のまもる君がはねられ、足元が折れた。復帰には2カ月ほどかかる見通しで、22日には「島民の身代わりになってくれた」と下地敏彦市長が「入院先」の署へ見舞いに訪れた。
まもる君はグラスファイバー製で身長約180センチ。1991年に地区交通安全協会(安協)が事故の多い場所に設置。現在、19体が見まもる。署員いわく「それぞれ微妙に違う顔」。素朴な姿が親しまれ、土産物にもなり、まもる君がいる場所はいまや観光客の人気スポットに。安協の担当者は「記念撮影に行くときは事故に気をつけて」。(岡田玄)
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部
PR比べてお得!