生きていれば誰にでもある”異性と2人きりで映画を見る”という機会。
このチャンスに文化的センス溢れる映画のチョイスができれば距離はぐっと縮まりますが、逆に選択を誤れば「この人ないわ」となる危険もある重要な局面です。
たとえば、男女2人で家で映画を見ようとなったときに…。
”スターシップ・トゥルーパーズ”を選んだらどうなるでしょう。虫が出てきて人が死にまくるので、男子は退屈しないかもしれませんが…。
女子はこういった映画で引いてしまうのが大半です。これではいくら「オシャレな映画を見次第抱かれてもよい」と思っていても、気持ちが萎えてしまいますよね。
かといって、人命が軽視されていない映画なら何でもいいというわけではありません。
たとえば逆に…。
「ALWAYS 三丁目の夕日」を選択されてもそれはそれで違いますよね。
そんな映画をチョイスした日には…。
女子はこのように静かに目を閉じて、「ALWAYS 三丁目の夕日…」と言ったきり永遠に動かなくなってしまうと思います。
それでは、一体どのような映画をチョイスすればいい雰囲気になり、意中の相手を”オトせる”のでしょうか?
今回は、映画好き男子の中でも「鉄板」と言われている上位5つの映画をご紹介したいと思います。
第5位
エターナル・サンシャイン(2004)
あらすじ…ある日、突然会社に行くのが嫌になった男・ジョエルは、会社と反対方向の列車に飛び乗ってしまう。反対方向の列車に乗ると会社に行けなくなってしまうのだが…。
5位にはオシャレ映画の申し子、ミシェル・ゴンドリー監督の「エターナル・サンシャイン」がランクインしました。
まずもって言っておかなければならないのは、女子にとってデートで映画を観るということはゴンドリーを観るということであり、そこでゴンドリー以外の作品をチョイスされると「え、なぜ?」という疑問を隠しきれません。
”それまでいい感じだったのに、一緒に映画を見てから音信不通になった”などと嘆いている男子に話を聞くと、十中八九ゴンドリー以外の映画をチョイスしているのですが、それは「中華屋に行ってチャーハンを注文したらチャーハンが出てきた。俺はラーメンが食べたかったのに」と言っているようなものです。
このため、一緒に見る映画でゴンドリー以外を選択する場合は注意が必要です。
第4位
ムード・インディゴ ~うたかたの日々~(2013)
あらすじ…大金持ちのコランは、パーティでクロエという女性と運命的な恋に落ち結婚する。しかしクロエが重い病気にかかり、治療費を払ううちにコランの資産は尽きて働かなければならなくなり、コランは本当に嫌になってしまう…。
ボリス・ヴィアンの小説「日々の泡」を映画化したこの「ムード・インディゴ~うたかたの日々~」は、めまぐるしいまでに工夫を凝らされた映像美と、純粋であるがゆえに悲しい恋の行方を描いたミシェル・ゴンドリー監督の傑作です。
女子が食いつく要素として最も重要な”文化的な感じ”が片々に現れ、決定打としてヒロインのクロエを演じるのは”アメリ”のオドレイ・トトゥです。この映画になびかない女子は、女子というよりはもはや男子でしょう。
第3位
恋愛睡眠のすすめ(2006)
あらすじ…仕事が嫌すぎて夢と現実の区別がつかなくなったステファンは、やがて手が巨大になり、巨大な手を駆使して仕事場で大暴れする。
その名の通り、全編を通して太陽の光のような暖かさが差している5位の「エターナル・サンシャイン」に比べて、この「恋愛睡眠のすすめ」は幾分世界と隔絶された、悲しい要素の大きな映画。ですが、悲恋という要素こそ女子のハートに火をつけるというのはもはや言うまでもありません。
失敗した恋を見たとき、女子は「自分の恋を大切にしよう」と前向きな気持ちになれるのです。
監督はミシェル・ゴンドリー。
第2位
バッファロー’66(1988)
あらすじ…「あと一回投げれば肩が爆発する」と医者に宣告されたボウリングチームのエース・ビリーブラウンは、その事実を隠してボウリング大会に出場してしまう。優しきチームメイト・レイラはそのことに気付き彼を止めようとするが…。
「どうせミシェル・ゴンドリーだろ」と思いましたか? 残念ながら2位はヴィンセント・ギャロです。意中の女性と観るべき映画は間違いなくゴンドリー一択なのですが、「どうせゴンドリーだろう」と思われてしまっている場合には、逆にゴンドリー以外を選ばねばならず、これを略して「逆ゴンドリー」と呼びます。
逆ゴンドリーの映画を選ぶ場合は「逆ゴンドリーの映画だけどどうする?」と聞き、そこで何と答えられても勝手にヴィンセント・ギャロを選ぶのが通例となっています。
第1位
そして1位は…。エターナル・サンシャイン(2004)
あらすじ…愚かにも元カノの記憶を消そうと頭に変な装置をかぶった男・ジョエルは、夢のなかで彼女を失いたくないことに気付き、元カノを連れて失われていく記憶の中を逃げまわる。
堂々の1位にはミシェル・ゴンドリー監督の「エターナル・サンシャイン」がランクイン。(5位にいちどランクインしていたのでもうないと思っていましたが、まさかダブルゴンドリーで来るとは…)
記憶を消しても巡り会い続ける男女の物語は、本来恋愛とはそのように運命的にロマンティックなものではない…という事実を一時でも忘れさせてくれる不朽の名作です。
私たち男女は記憶を消すようなことこそなけれ、新しい恋愛を通して同じ課題にぶつかり続けるという堂々巡りを繰り返しているだけの猿なのかもしれませんね。
この映画を一緒に見れば、どんな不仲に陥っているカップルでもたちまち仲直りしてしまうと思うのですが、試してみてはいかがでしょうか?
というわけで、今回は一緒に観るだけで絶対に女をオトせる、選りすぐった”女おとし映画”をご紹介しました。みなさんの琴線に触れるものはありましたか?
これらの映画を利用して、ぜひ意中の女性と…。
あっ!
すみません、いまこの記事の無断転載元のサイトを見直したんですが、よく見たら”女子をオトす映画”ではなくて”男子をオトす映画”のランキングだったようです。
なので、申し訳ないのですが先ほど紹介した映画は女子ではなく男子をオトすときに使ってください。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!