アメリカ南部で竜巻３人死亡 州政府が非常事態宣言

2月24日 15時47分

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アメリカ南部の２つの州では２３日、竜巻が相次いで発生して暴風雨に見舞われ、これまでに３人が死亡するなど大きな被害が出て、州政府が非常事態宣言を出しました。

アメリカの気象当局によりますと２３日、南部のルイジアナ州とミシシッピ州で、少なくとも７つの竜巻が相次いで発生し、現地メディアは一部の地域ではゴルフボールほどの大きさのひょうが降るなど暴風雨に見舞われたと伝えています。地元当局によりますと、この竜巻や暴風雨でこれまでに少なくても３人が死亡したほか３０人がけがをし病院に運ばれて治療を受けているということです。
アメリカのＡＢＣテレビが伝えた現地の映像では、ルイジアナ州にある湖の上に竜巻とみられる縦方向に長く伸びた漏斗状の雲と筋状の雲が合わせて３つ確認できます。
また現地では、スポーツジムの壁や天井が大きく壊れたり、トレーラーが横転したりするなど大きな被害が出ており、州政府は非常事態宣言を出すとともに被害の状況について確認を急いでいます。ルイジアナ州で被害が大きかった地区に住む男性は「寝ているときにとても大きな音がして家全体が揺れた」と話していました。
気象当局などによりますと、今後、アメリカでは南部から東海岸にかけて荒れた天気になり一部の地域では竜巻が発生するおそれがあるとしており、住民に警戒を呼びかけています。