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葛飾区 寅さんの舞台柴又を国の重要文化的景観に
2月24日 17時32分

葛飾区 寅さんの舞台柴又を国の重要文化的景観に
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映画「男はつらいよ」の舞台となった葛飾・柴又の一部地域について地元葛飾区は、景観保護のため国の重要文化的景観に選ばれるよう取り組んでいくことになりました。
映画「男はつらいよ」の舞台となった葛飾・柴又は駅前に寅さんの銅像が立ち、駅から柴又帝釈天へと続くおよそ200メートルの参道は映画のロケも行われた場所で、50軒の老舗の商店が軒を連ねています。地元では参道の建物の高さや色を制限するなど景観の保護に取り組んでいて、葛飾区は建物の文化的な価値などについて専門家による調査を行ったうえで、国の重要文化的景観に選ばれるよう取り組んで行くことになりました。
国の重要文化的景観は、伝統的な風景や人々の暮らしと結びついた景観を保護するため国が選定しているもので、葛飾区の想定では柴又帝釈天や参道のほか、柴又駅や江戸川沿いなど南北2キロ、東西1キロの範囲を検討しています。重要文化的景観への申請には、景観をどのように守っていくかについて保存計画を作る必要があり、葛飾区は地元住民への説明会を開いて理解を得たうえで来年度中に保存計画を策定し、平成29年度中の選定を目指しています。
「葛飾区郷土と天文の博物館」の石橋智博館長は「保存計画では開発の規制など一定のルールを敷くことになるが、住民の方々が暮らしにくくならないように、しっかりと景観保護を行っていきたい」と話していました。

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