モバイル通信端末ならWiMAXと決めたけれど、どのルーターを選べばいいのか悩みますよね。
どのプロバイダで買ってもルーターは基本的には無料で、実は性能は大きく違い、結論からいうと「W01」が」おすすめです。
このページでは、長年の通信機器販売の経験をもとに、WiMAXのルーターの特徴をどこよりも丁寧かつ詳しく解説し、あなたの使用環境に一番適しているルーターを紹介します。最後まで読めば、ルーター選びで困ることはないでしょう!
※最新機種「WX02」と「W02」が2015年11月、2016年2月に発売されましたが、結論からいうと、新機種と比較しても現行機種の「W01」がおすすめです。どちらも外観が変わっただけで中身はほとんど変わりませんので、デザインがよほど気に入ったという場合以外は、初期ロットのバグなど考慮しても現行機種「W01」を推奨します。
1. WiMAXのルーターは全3種類
『WiMAX』は旧回線で大幅に規模を縮小しているため、新回線のWiMAX2+に対応しているのは3種類のため、この中から選ぶ事となります。
参考:最新機種の「W02」・「WX02」はどうなの?
結論からいうと、どちらも外観が変わっただけで中身はほとんど変わりませんので、デザインがよほど気に入ったという場合以外は、初期ロットのバグなど考慮しても現行機種「W01」を推奨します。
WX02: 『WiMAX新機種WX02が買い時ではない全理由と最新情報』
W02: 『WiMAX最新機種W02が買い時ではない全理由と最新情報』
もちろん、通信速度ふくめ使用感は一切変わりませんので、ご安心ください。
2. ルーター選びで知っておくべき3つのポイント
WiMAXは2年契約ですので、機種選びで失敗しないよう、しっかりとポイントを押さえましょう。
ポイント1. 対応モードの違いを知る
ルーターごとに使える通信モードが違うので注意が必要です。
具体的には、ルーターによって『WiMAX2+ ハイスピードモード』『WiMAXノーリミットモード』『au 4G LTE』の3つの通信モードでどれが使えるかが異なります。
これらの通信モードに寄って、通信速度・エリア・通信制限の内容が変わってきます。
・WiMAX2+ ハイスピードモードとは
最新高速回線(WiMAX2+)を使用した、最大下り速度220Mbpsで通信が出来る標準モードです。
3日間で合計3GBという制限がかかりますが、『ギガ放題』プランであれば月の通信量に制限はありません。
・WiMAX ノーリミットモードとは
旧式の回線(WiMAX)を使用した、最大下り13Mbpsで通信が出来る旧世代のモードです。 通信が遅い代わりに、速度制限が一切ないのが特徴です。
今まではハイスピードモードで速度制限がかかったら使う、といった用途でヘビーユーザーには人気がありましたが、最近通信速度も40Mbpsから13Mbpsに引き下げられるなど、対応規模の縮小が進んでいます。
今後使用不可能あるいは速度低下が考えられますので、あまり当てにするべきではないでしょう。
・au 4G LTEハイスピードプラスエリアモードとは
au 4G LTEとWiMAX2を併用した通信モードです。
最大のメリットはau 4G LTEの広大な対応エリアで高速通信が可能なことで、出張で郊外へ行く時などネットに繋がりにくいところで重宝されます。
デメリットは3日間で合計3GB、また月合計7GBの速度制限がかかり、かつ使用する場合は端末からの申請で簡単に使えますが、1005円の別途費用が掛かることです。
注意しなければならないのが、3日間で合計3GBまたは月合計7GBというのはWiMAX2+とau 4G LTEの合算だということです。WiMAX2+で3日間の速度制限に達してしまったので、臨時でこちらに切り替えよう、という使い方はできません。
<<対応モードについての結論>>
高速通信ができるWiMAX2+に完全対応している新機種のW01かWX01の2択に絞られます。
比較表を見ると、一見HWD15が良く見えますが下記の2点を考えると実は中途半端です。
- ノーリミットモードはサービス自体が縮小
- au 4G LTEで使用エリアが広いのは魅力だが、この機種のハイスピードモードは110Mbpsが限界
最近まではノーリミットモードの通信速度が40Mbpsでしたので、ネット上でも推奨されていることが多い機種でしたが、今はたったの13Mbpsまで速度が落ちているため、HWD15は今買うべき機種としてはおすすめできません。
ポイント2. 通信技術の違いを知る
新機種のW01とWX01には、それぞれ「4×4 MIMO」「CA」という最新通信技術が搭載されており、全く違う通信手法をとっており、現状の対応エリアと速度に違いがあります。
・WX01搭載 4x4MIMO (フォーバイフォーマイモ)とは
現時点、220Mbpsの高速通信が広範囲のエリアで最もつながりやすい通信方法で、今まで端末側・基地局側で2:2で通信していたところを、4:4にすることで通信の高速化をはかりました。
基地局側のアンテナはソフトウェアのアップデートで対応できるため、全国のほとんどの地域で一斉にスタートしています。(4本の端末アンテナにデータを飛ばしてくれ、とインストールするだけ)
ただし、同じ周波数の既存回線を1端末あたり多く使うだけなので、結果的に混雑状況を避けられず、最高速度220Mbpsは到底実現できないと言われております。
・W01搭載 CA (キャリアアグリゲーション)とは
複数の電波を合成するため、高速化するだけでなく高い安定性が期待でき、通信大手各社とも最も開発に力を入れている非常に魅力的な新技術です。
デメリットとしては、現時点では4×4MIMOに比べて対応地域が狭いということです。 基地局側の工事が必要(周波数をセットする)なため、普及に時間がかかっており、2015年2月12日より栃木県真岡市から順次全国展開しています。
2016年2月時点での対応エリアは、こちらから確認ができます。 全国展開が素早く展開されている現状と、最大下り110Mbpsは現時点で使えますから、将来を見込んでも私はこちらを買うべきだと考えています。
ポイント3. 携帯性とデザインを知る
どれもかなりの薄さで、胸ポケットに余裕で入ります。 右図は、最薄のWX01(9mm)です。 数年前と比べたら、圧倒的に洗練されている印象です。 W01の白と、WX01の白が男女ともに人気があります。
4. 機種ごとのおすすめポイントと注意事項
さて、ここまででルーター選びの基本的なポイントはおさえてきましたが、最後にバッテリーの持ちなど詳細をまとめましたので、最後に気になるポイントを一気に確認しましょう。
5. 結論!何を買えばいいの?
私の個人的な意見も含め、今回は5名の電話オペレーターと話をし、「どの機種がおすすめですか?」と聞くと、どの方も下記の順番で一致しましたのでご紹介します。
おすすめNo.1『 W01』 
W01 (2015年1月30日発売)
220MbpsのWiMAX2+高速通信、au 4G LTEに対応しており、全国どこに行っても使えて安心で、万能機種です。
個人の好き嫌いにはなりますが、特にホワイトのデザイン性にが好評で、タッチパネルの操作性も高いです。
おすすめNo.2 『WX01』
WX01(2015年3月12日発売)
220Mbpsの恩恵を広いエリアで受けることができる優れた機種です。
ただし、懸念点としては『WiMAX2+』が繋がらない状況の時『WiMAX』回線に自動で切り替える機能がありますが、電波が悪いところでは無駄な切り替えが発生し、その間通信不可になり使い難いという声があります。
また、発熱トラブルも多いようなので、2位としました。
おすすめ No.3 『HWD15』
HWD15 (2014年7月31日発売)
全ての通信モードに対応していますが、WiMAX2+ハイスピードモードは110Mbpsが最高速度で中途半端な印象があります。
今年の春まではノーリミットモードが40Mbpsの速度が出ていたため人気がありましたが、今や13Mbpsと大幅に速度が下がったため、各社プロバイダも取り扱いを停止しています。
2015年7月時点『GMOとくとくBB』と本家『UQ WiMAX』での取り扱いは確認していますが、おすすめしません。
6. プランとプロバイダの選び方
ルーターが決まったら、次はプランとプロバイダ選びですね。 結論としては、プランは『ギガ放題プラン』、おすすめプロバイダは『BIGLOBE』です。
詳しくは、『BIGLOBE』がおすすめな理由を解説している『元販売員が教えるWiMAXはBIGLOBEを選ぶべき全理由』をご覧ください。
6-1. プランの選び方
プランは「通常プラン3,670円(税抜)」か「ギガ放題プラン4,350円(税抜)」で選びます。
- 通常プラン:データ量が月間7GBを超えると128kbpsの速度制限がかかります
- ギガ放題プラン:データ量の月間制限がないため制限を気にせずインターネットを楽しめます
どちらのプランにすべきか悩んでいる方へ
7GBというのがポイントになります。 データ容量7BGの基準は、下記の通りです。速度制限がかかってしまうと、ストレスを感じるほど遅くなるので、迷ったらギガ放題にするのがおすすめです。
6-2. プロバイダの選び方
2016年2月の最新情報です。
プロバイダの選び方は『最適なWiMAXプロバイダ選びの5つの要点とおすすめ2選』で行っておりますが結論は特に『BIGLOBE』がおすすめで、「価格」「契約がシンプルか」の2つの観点が重要です。
価格については店頭購入の場合とプロバイダ経由での購入の場合は最大38945円安くなります。
『GMOとくとくBB』と『So-net』は価格は確かに安いのですが、キャッシュバックを受け取れない可能性があるため、価格3番手の『BIGLOBE』をおすすめしています。
7. まとめ
最終的には、2016年2月現在、機種・プラン・プロバイダは下記の通りが一番おすすめです。
- 機種:W01
- プラン:ギガ放題
- プロバイダ:『BIGLOBE』
特定の紹介サイト経由だとキャッシュバック条件や解約条件が変わってしまう場合もあるようなので、購入は必ず公式ページ経由で行ってください。
上記の組み合わせで、WiMAX2+の高速通信を楽しみましょう!
参考: 最新機種「WX02」と「W02」はどうなの?
結論からいうと、どちらも外観が変わっただけで中身はほとんど変わりませんので、デザインがよほど気に入ったという場合以外は、初期ロットのバグなど考慮しても現行機種「W01」を推奨します。
WX02: 『WiMAX新機種WX02が買い時ではない全理由と最新情報』
W02: 『WiMAX最新機種W02が買い時ではない全理由と最新情報』
もちろん、通信速度ふくめ使用感は一切変わりませんので、ご安心ください。