私が公開した記事をシェア「弊社もできます!」で成約
つい先日、私は顧客に大きなメリットをもたらすであろう情報を会社のFacebook公式ページにアップした。顧客企業の税務対策的な記事だ。(私の仕事は税理士ではない、念のため)ネット検索してもほとんど出て来ない情報だったので、その記事は瞬く間にリーチが増え多くの人にシェアされた・・・と、ここまでは良かったのだが、これを見た同業者がこともあろうことか、その記事をシェアして「弊社でもできます!」と投稿したのだ。そしてそれを見た人が、Facebook上でその同業者に「詳しく話が聞きたい」とコメントしており、その後成約に至ったのだ。これにはさすがの私も絶句した。
WEBコンテンツだからパクられることは理解できる
私が経営する会社は自他共に認める零細企業だが、人並みに会社ホームページとFacebook公式ページがある。管理者はもちろん、社長である私でよほど忙しい時以外は画像製作から更新まで全て自力だ。そんな我が社の自作WEBコンテンツだが、業界的には優秀だと言われているらしくパクられることも多い。私自身、WEB上のコンテンツは多かれ少なかれパクられる運命にあると理解しているつもりではあるが、シェアして「うちも出来ます!」という投稿をして仕事を取る企業にはさすがに「君にプライドはないのか?』と首を傾げたくなる。
零細クリーニング店の記事をシェア「うちでも出来ます」
この同業者に限らずFacebook企業ページを見ていると、毎回、他社がアップしたノウハウ記事をシェアしている会社が少なくない。シェアだけなら良いのだが、前述した同業者のように、まるで自分の会社のノウハウだと言わんばかりの投稿をしている。先日見かけた某クリーニング店のFacebookは最悪だった。研究に研究を重ねている小さなクリーニング店がアップしている顧客のための情報をすべてシェアして「うちでもやっています」と連日投稿していたのだ。
プレゼンテーションを価格だけで横取りするビジネス
リアルの世界でもこれと似たようなことが度々起こる。例えば私が時間をかけ調査をして、あらゆる可能性を考え準備、提案したものを、価格を少し下げて、そっくりそのままパクって納入する同業者がいる。この場合、私の提案書を同業他社に見せてしまう顧客にも問題があるのだがそれはさておき、他社のノウハウをシェアして「うちも出来ます!」と投稿する企業は、まさにこれと同じことをWEB上でやっているわけだ。
まとめ
とりあえず、次回また同じようなことがあれば件の同業者をブロックすることでシェアについては一応は解決するが、私は同業者としてこのような企業があることが非常に残念でならない。確かにビジネスは売り上げを作ったものが勝つ。しかし自分で行動しない人の言葉など誰にも届かない・・・これもまた紛れもない事実だ。少なくとも私はプライドだけは捨てずにこれからもビジネスを続けていくつもりだ。