子供にゲームをやらせる時、注意すべき4つのこと
http://www.katarue.com/2016/02/4.html
ことの発端は、バイオリニスト・高嶋ちさ子氏の新聞記事でした。
【DV】ゲーム機破壊高嶋ちさ子の教育がやばい【twitterまとめ】 https://t.co/2E4MKfMbUt 話題になってるのこれか。ゲーム好きにとってはグロ画像だぞこれ… 胸がキューと痛む…— ムーチョ (@mucho) 2016, 2月 13
ゲーム機をバキバキに折るって、すごいですね……
ただ、ゲーム機を壊す行為ってのは、実は僕がまだ子供だった頃からありました。
親のゲーム機破壊ってのは30年前からあるんだよ。僕の友達も親に壊されてた。— ムーチョ (@mucho) 2016, 2月 13
うちの親なんか、大人になってから聞いたけど、ファミコンをバスタオルに巻いて、外傷がついてバレないように気を付けながら床に叩きつけてたって。
でも全然壊れなくて悔しかったとか
任天堂の製品は頑丈で有名ですが、当時から親を困らせてたのですね笑
さて、先日は「ゲームをあまりよく知らない親がよく”やっちまう”パターン」について書きましたが、それの対策編です。
注意すべきポイントを4つに絞ってまとめてみました。
1. 携帯ゲーム機はできるだけ避ける
僕はファミコン時代から30年以上ゲームをやり続けているゲーマーですし、携帯ゲーム機の良いところもたくさん知っているつもりです。ただ、そのメリットを考えても、僕は自分の子供にはまだ携帯ゲーム機は与えていません。うちに3DSはあるけど、ほとんど子供に触らせない。携帯ゲーム機は手軽過ぎて、いくらゲーマーでしかも専業で主夫をやってる僕でさえ、目が届かない、管理しきれないから。— ムーチョ (@mucho) 2016, 2月 13
「スマホは怖い、まだ持たせない」と言ってるママさんが3DSは自由に持たせてたりして、そっちのが怖えよ、って思う
それほど、扱いづらいです。
携帯ゲーム機は手軽に起動できるし、持ち運びも簡単です。だからこそ、つい時間管理に隙が生じてしまいます。
周りの子が持っているから、と簡単に考えず、本当に自分の家で管理できるものなのか、よく考える必要があります。
【どうしても買ってあげたい場合は……】
「それでもどうしても携帯ゲーム機を買ってあげたい!」
という要望もありますよね。わかります。
小学生を対象としたゲームは携帯ゲーム機で出ているものも多いです。
据置きゲーム機でも楽しい、素晴らしいゲームは十分たくさんあるとは思うのですが、子供が
「誕生日プレゼントに『妖怪ウォッチ2』が欲しい!」
と、携帯ゲーム機でしかできないゲームを欲しがったら、やっぱり買ってあげたい、となる気持ちもわかります。
その場合は、「自宅から持ち出し禁止」ルールをオススメします。これならゲーム自体はプレイできるので友達との話題にもついていけるし、親の目の届かないところでプレイされることもありません。
2. ゲームをご褒美扱いしない
よく薬のCMなんかで「用法・用量を守って……」と言いますが、これはゲームの「用法」の話です。
ゲームをご褒美として与えるって、ゲームに依存するなと言いつつ、親が依存させるように仕向けてるという皮肉な結果になる。— ムーチョ (@mucho) 2016, 2月 13
「据置きゲームは1日30分、終わったら次の楽しいことをしよう。ピアノ?絵本?ごっこ?」みたいに、数多くの楽しみの一部に過ぎない、というイメージを持ってもらう
ゲームをご褒美に使わないって、ことは、罰としても使わないってことね。宿題やらないからって、「じゃあゲーム無し!」ってのはダメ。宿題とゲーム、関係無いから。宿題をやるルールを決めればいいのであって、相手の自由を奪う形で脅してやらせるのは、心の奥では納得してくれない— ムーチョ (@mucho) 2016, 2月 13
これは本当によくあるパターンですね。うちの妻もやりますこれ。これをやると、ゲームは「報酬」となり、どんどん気持ちが強化されていき、ゲームのことばかり考えるようになります。
ゲームは「アメ」としても「ムチ」としても利用してはいけません。
他の楽しみ同様、決められたルールの範囲内で、無条件に楽しませてあげましょう。
3. キッチンタイマーを絶対的なルールとする
前述の「2」が「用法」の話なら、これは「用量」の話になります。
子供に据置きゲームを遊ばせる上でマストアイテムなのが「キッチンタイマー」ね。キッチンタイマーは唯一絶対の「神」の存在として崇めるべき。親も絶対に従わなければならないので、指導を怠ったらダメ、これは鉄則のルール。セーブポイント無くてもオンラインプレイ中でも関係無い。— ムーチョ (@mucho) 2016, 2月 13
ゲームをやらせる「量」は超重要です。どんな美味しいものだって食べすぎれば体に毒ですよね。なんでも適量というものがあります。
時間管理は簡単そうで実はとても難しいです。親自身がついだらけてしまいます。だからこそ、キッチンタイマーの助けを借りて、強い意思を持って家族みんなでキッチンタイマーを死守する!ということが必要になってきます。
4. ゲーム機は破壊してはいけない
やっぱり、ゲーム機は破壊してはいけません。
カンシャクを起こした子供じゃないんですから、イラッとしてもそこはオトナとして感情をコントロールしましょう。
というか、他人の所有物を破壊し、脅すのはDV行為です。もしもあなたのパートナーがあなたの私物を破壊してきたら…と想像してみると、その酷さがわかると思います。
絶対にやめましょう。
「そうはいっても、ついゲームが恨めしく思ってしまう…」
そんな場合は、子供と一緒にゲーム体験を共有することをオススメします。
親がゲーム慣れしてない場合は、まず買い与えるなら据置きゲームの方がいいと思う。やはり複数人プレイを超意識して作ってる任天堂製品。で、ここ重要、「親が一緒にやる」。親がゲームの楽しさを学んで、ゲームを通して得る体験を子供と一緒に共有する。— ムーチョ (@mucho) 2016, 2月 13
要は、ゲームを好きになればいいんです。「子供のオモチャ」と見下している限り、ゲームに対するマイナスの感情は無くなることはないでしょう。
ゲーム文化は今や世界的に評価されていますし、僕は「芸術」の一ジャンルだと思っています。
良い本や、良い映画同様、良いゲームに触れることは心や知識を豊かにしますよ!
いかがでしたでしょうか。
付き合い方さえ学べば、ゲームは素晴らしいものです。
ゲームとの良い関係を築けることを願っています!