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【SEALDs高校生版デモ】
山口二郎教授「安倍政治は若者使い捨て!」 「あいね」さん「私は言いたい。まだまだ安保法制反対の声を」
安全保障関連法に反対する高校生グループ「T-nsSOWL」(ティーンズソウル)が21日夕、全国一斉にデモ活動を行った。東京では渋谷の繁華街を行進。女子高校生のほか、夏の参院選で野党統一候補の支援を目指す市民団体系の「市民連合」の中心メンバーの山口二郎法政大教授と佐藤学東大名誉教授が挨拶した。山口氏は「安倍政治の本質は若者の使い捨てだ」と安倍晋三首相を批判し、佐藤氏は自身が高校2年の時に参加したというベトナム戦争反対のデモを振り返りながら、「安倍政治を若者たちに渡すわけにはいかない」と訴えた。3人のあいさつの詳報は次の通り。
【山口二郎法政大教授】
「高校生の皆さん、本当に今日はありがとう。こんな情けない日本をつくったことについて私や佐藤さんの世代は本当は責任をとらなきゃいけない。だから、なんでこんな日本をつくったんだとみんなに糾弾されても仕方ないんだけど、今日は本当に一緒に歩いて、平和と民主主義を訴えてくれて本当にありがとうございます」
「今年は参院選がある。18歳以上の若者が投票に行けるようになった。今の安倍政治の本質は何でしょうか。今この瞬間のことしか考えない。5年先、10年先、20年先、そんなことはどうでもいい。だから原発を再稼働し、若者を使い捨て、日本の社会からドンドン未来も活力もなくなっていく。そういう政策を安倍政権は進めようとしている。人生があと10年しかないような年寄りが若者の未来を決めてはいけない。若者の未来は若者自身が決めなければいけない。それが本当の民主主義です」
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