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【普天間移設】
雪の札幌で「辺野古反対」集会 450人参加、デモも
沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する集会とデモ行進が21日、沖縄から2千キロ以上離れた札幌市で開かれた。主催者によると、集会には約450人が参加し、辺野古沿岸部の埋め立て反対を訴えた。
集会では、沖縄国際大大学院の前泊博盛教授が登壇し、日本の米軍基地問題の現状を説明。沖縄県知事選など4選挙で、辺野古移設反対派が勝利しながら、政府がその結果を反映させないことを例に挙げ「この国の民主主義は既に崩壊している」と批判。沖縄だけの問題ではないと危機感を持つよう呼び掛けた。
北海道労働組合総連合の黒沢幸一議長は「沖縄の現状を沖縄の問題と矮小化するわけにはいかないことを、かみしめなければならない」と前泊教授の言葉を受け止めた。
集会後のデモ行進では、プラカードを掲げながら「海を壊すな!」などと声を上げ、約200人が雪の舞う札幌中心部を歩いた。