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 大阪府東大阪市消防局の中消防署に勤務する男性消防士(24)が先輩2人から暴行を受けてけがをしたとされる事件で、府警は24日、消防士長の西川雄大(28)=同府門真市島頭3丁目=と消防士の竹本紳悟(27)=同府八尾市福万寺町南2丁目=の両容疑者を傷害の疑いで逮捕し、発表した。2人とも容疑を認めているという。

 布施署によると、2人は2日午後6時10分~同10時半、東大阪市内の居酒屋で男性消防士の顔を殴るなどし、ほお骨が折れる3週間のけがを負わせた疑いがある。男性消防士が18日に被害届を出していた。

 市消防局によると、この日は同じ消防隊に所属する5人で親睦会を開いていた。消防局の聞き取りに対し、2人は「酒に酔って悪ふざけがエスカレートしてしまった」と説明。竹本容疑者は「昨年5月と7月にたばこの火を押しつけたこともある」とも話しているという。

 消防局は逮捕を受け、「誠に遺憾。市民の皆様の信頼を損ねたことを深くおわびする」とのコメントを出した。