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国産ステルス実証機 初飛行前に地上走行試験2月24日 12時29分
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防衛省が開発を進める国産のステルス実証機が、来月に予定している初飛行を前に、24日、愛知県の県営名古屋空港で地上走行試験を行いました。
ステルス実証機は、防衛省が、ステルス機の技術的な課題を検証するため7年前から394億円をかけて開発を進めてきました。機体もエンジンも国内メーカーが手がける国産機で、機体の形を工夫して電波の反射を抑えレーダーに探知されにくいよう設計されているほか、エンジンからの噴射の向きを変えることでより機動的な飛行を可能にする新たな技術が採用されています。
24日は、来月に予定している初飛行を前に愛知県の県営名古屋空港で地上走行試験を行いました。走行試験は午前9時半すぎから2回にわたって行われ、500メートルの距離を時速およそ100キロで走行し、無事、停止しました。
防衛省とメーカーは、今後、徐々に速度を上げながら地上走行試験を繰り返して異常がないかチェックしたうえで、来月、県営名古屋空港から航空自衛隊岐阜基地に向けて初飛行を行うことにしています。
ステルス機を巡っては、アメリカがF22戦闘機を実戦配備しているほか、ロシアや中国が次世代の戦闘機として開発に力を入れています。
24日は、来月に予定している初飛行を前に愛知県の県営名古屋空港で地上走行試験を行いました。走行試験は午前9時半すぎから2回にわたって行われ、500メートルの距離を時速およそ100キロで走行し、無事、停止しました。
防衛省とメーカーは、今後、徐々に速度を上げながら地上走行試験を繰り返して異常がないかチェックしたうえで、来月、県営名古屋空港から航空自衛隊岐阜基地に向けて初飛行を行うことにしています。
ステルス機を巡っては、アメリカがF22戦闘機を実戦配備しているほか、ロシアや中国が次世代の戦闘機として開発に力を入れています。
空港には多くの航空ファン
県営名古屋空港の展望デッキには朝から多くの人が訪れ、ステルス実証機が地上走行を始めると一斉にカメラを向けてシャッターを切っていました。
1回目の地上走行試験が終わると、県営名古屋空港を拠点に開発が進められている国産の小型ジェット旅客機MRJが飛行試験のために姿を現し、航空ファンたちは、2つの国産機が同じアングルに入る瞬間を待ち構え、カメラに収めていました。
このうち愛知県稲沢市の69歳の女性は「ステルス実証機を見るために毎日のように来ていました。きれいな機体が動く姿を2回も見ることができ、よかったです」と話していました。また、愛知県春日井市の66歳の男性は「ステルス実証機とMRJという最先端の技術を同時に見ることができて感激しました。平和だからこそ楽しめるので、これからも平和な時代が続いてほしいと思います」と話していました。
1回目の地上走行試験が終わると、県営名古屋空港を拠点に開発が進められている国産の小型ジェット旅客機MRJが飛行試験のために姿を現し、航空ファンたちは、2つの国産機が同じアングルに入る瞬間を待ち構え、カメラに収めていました。
このうち愛知県稲沢市の69歳の女性は「ステルス実証機を見るために毎日のように来ていました。きれいな機体が動く姿を2回も見ることができ、よかったです」と話していました。また、愛知県春日井市の66歳の男性は「ステルス実証機とMRJという最先端の技術を同時に見ることができて感激しました。平和だからこそ楽しめるので、これからも平和な時代が続いてほしいと思います」と話していました。