[ロンドン 23日 ロイター] - 英南西部ブリストルの動物園で、珍しい帝王切開によってゴリラの赤ちゃんが生まれた。執刀したのは病院の産婦人科医だった。こうした手術は世界でも数例しかないという。
分娩中の母親ゴリラ「ケラ」に子癇(しかん)発作の兆候がみられ、母子の生命を脅かす可能性があったため、動物園が近くの病院に助けを求めた。駆けつけた産婦人科医デービッド・ケイヒルさんは、何百人もの赤ちゃんを帝王切開で取り上げてきたが、ゴリラは初めて。
ケイヒルさんは「おそらく私の人生最大の功績の1つであり、決して忘れることはない」とコメント。「母子ともに健康な姿を見るのは感激だ」と述べた。
生後11日目の赤ちゃんはメスで、出生時の体重は1キログラム強。24時間体制の看護を受け、元気にしているという。
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