世の中結局一番下へ下へ追いやられるのは「やれば出来る子」
- 2016/02/24
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はいYDK。
Y(やれば)D(出来る)K(子)。
世間一般で言われているやればできる子。CM効果もあってか、
うちの子供も小学校の頃、「やればできる子だから(ふんが)」みたいな勢いがあり、
学校の先生からもやれば出来る子だねーなんて言われて天狗になってみたり、塾の先生からもやれば出来るね!と言われてみたり、嫁もやれば出来るんだからやりなさいなんて言われたりしてね。
でも全くわかっていない。やれば出来る子っていうのは社会的に見ても一番底辺を行く。
なぜやれば出来る子がダメなのか
おそらくCM的な意図は別のところに有るのかもしれないが、おおよそ子供が感じる印象は、「やればできるから大丈夫」だ。
確かに間違っていない。だから頑張ろう、やろう、ちゃんとしよう。
そういう考えに至ることは素晴らしいことだ。
でも実際はそうじゃない。
日本の社会において、
やらなくても出来てしまう子
というとてつもない存在がいる。
これは極稀な例だけど、やらなくても出来る子に仕事が回る。
じゃぁ次にやればできる子がいるのかというと、そうではない。
出来ないけどやる子が仕事をしっかりと持っていく。
つまり構図としては
やらなくても出来る子(トップ)
↓
出来ないけどやる子(中間)
↓
やれば出来る子(底辺)
という具合になってしまう。
やれば出来る子の最大の特徴は「基本やらない子」
例えば学校の先生から「やれば出来る子」と褒められた場合、その裏を返すと、普段から継続してやらないという大前提が成立することがわかる。
だから、たまたま本気を出した時にやったことで、「やれば出来る子」と言われてしまうわけだ。
むしろ「やれば出来るんだから」っていう言葉は、子供に投げかけていい言葉ではない気がする。
そんなわけで私は、「出来ないけどやる子」という状態を褒めるようにしている。
つまり、料理なんか最初誰だってできないけど、「出来ないことをやる子」を褒めるシステムです。
だってそうでしょ?
結局出来ないけどなんでもをやる子に、やればできる子が勝てるわけないんですって。
失敗の数だって、出来ないのにやるから沢山増えるわけですよ。
でもそこはフォローしてあげればいいわけで、例えば電子レンジがぶっ壊れたこともありますし、失敗の度合いによってひどく落ち込むことも有るんだけど、社会にでたらよっぽど落ち込むことも増えるんだから、今のうちにやっておけばいいと思う。
やればできるからやりなさいって言ったところで、結局「やりなさい」が言いたいだけですよね。
みなさんも「やれば出来る子」と褒めることについて今一度考えなおしてみてはいかがでしょうか。
そして自分自身も、やれば出来るなんて考えずに、出来ないことをやる子を目指してみると、色々と世界が広がって面白くなってきますよ。
是非。
それでは、また。
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