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英首相 EU離脱は経済や国際情勢に悪影響2月24日 5時47分
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イギリスのキャメロン首相は、EU=ヨーロッパ連合からの離脱の賛否を問う国民投票について演説し、EUからの離脱は、イギリス経済に加えて国際情勢にも悪影響を与えるおそれがあるとして、EUへの残留を改めて呼びかけました。
イギリスのキャメロン首相は、ことし6月に実施すると表明したEUからの離脱の賛否を問う国民投票について、23日、ロンドン近郊にある通信会社で演説しました。
この中で、キャメロン首相は「EUから離脱すれば、経済は非常に不安定になり、ビジネスへの不透明感も強まる」と述べたうえで、イギリスに拠点を置く35の大手企業から残留を支持するというメッセージを受け取ったことを明らかにし、EUにとどまることがイギリスの利益になると強調しました。
また、キャメロン首相は、世界でテロの脅威が高まるなど国際情勢が不安定になっているとしたうえで、「今は各国が協調すべき時であり、分裂しているときではない。イギリスのEUからの離脱はEUや西側諸国を弱体化させるおそれがある」と述べ、国際情勢にも悪影響を与えかねないとして、EUへの残留を改めて呼びかけました。
一方、イギリスの中央銀行「イングランド銀行」のカーニー総裁は、23日、議会の委員会で、国民投票の実施が、外国為替市場など金融市場の変動を大きくしているという認識を示し、金融市場の混乱など、今後、国民投票が招く不測の事態に備えていることを明らかにしました。
この中で、キャメロン首相は「EUから離脱すれば、経済は非常に不安定になり、ビジネスへの不透明感も強まる」と述べたうえで、イギリスに拠点を置く35の大手企業から残留を支持するというメッセージを受け取ったことを明らかにし、EUにとどまることがイギリスの利益になると強調しました。
また、キャメロン首相は、世界でテロの脅威が高まるなど国際情勢が不安定になっているとしたうえで、「今は各国が協調すべき時であり、分裂しているときではない。イギリスのEUからの離脱はEUや西側諸国を弱体化させるおそれがある」と述べ、国際情勢にも悪影響を与えかねないとして、EUへの残留を改めて呼びかけました。
一方、イギリスの中央銀行「イングランド銀行」のカーニー総裁は、23日、議会の委員会で、国民投票の実施が、外国為替市場など金融市場の変動を大きくしているという認識を示し、金融市場の混乱など、今後、国民投票が招く不測の事態に備えていることを明らかにしました。