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タイ トラで人気の寺が違法取り引きの疑い
2月24日 4時27分

タイ トラで人気の寺が違法取り引きの疑い
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飼育されているトラに触れることができると、観光客の人気を集めてきたタイのお寺で、トラの違法取り引きが行われていた疑惑が浮上し、タイ当局が寺の150頭近くのトラの保護に乗り出しました。
タイ西部のカンチャナブリにあるタイガー・テンプルでは、病気で弱った子どものトラを僧侶が世話したのをきっかけに、トラの飼育が行われるようになり今では150頭近くのトラを育てています。
しかし動物園としての許可がないにもかかわらず、およそ2000円の入場料を集め、希望する観光客にはトラを触らせていることなどが、営利目的で野生動物を不適切に飼育していると批判されてきました。さらに、自然保護団体の調べで、繁殖したトラが違法に取り引きされていた疑惑が浮上し、警察が捜査を始めています。
このためタイ政府もトラの保護に乗り出し、23日は5歳から7歳までの雄のトラ5頭を麻酔で眠らせて寺から自然保護局の施設に運びました。
タイ政府はトラが新たな環境になじめるか見極めながら数か月かけてすべてのトラを保護する方針です。
一方、寺側は、違法取り引きの疑いを否定し、動物園の許可を取って一部のトラを寺に残したいと抵抗する構えをみせていて、トラの保護が難航することも予想されます。

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