禍福はあざなえる縄の如しとか、
憂いあれば喜びありと申します。
昨日は旦那と、些細なことで大ゲンカになりかけ、
プライベートでは最悪の一日だったんですが、
はてなブログを見たら、私の記事が言及されていたんですよ。
サンタ(id:santasantasan)さん、ありがとうございます。
実はあなたが一番乗りでした。
この記事を読む前は、年甲斐もなく号泣していたんですが、
おかげさまで、大事な気づきを得ることができました。
旦那とのケンカの原因は、私が散髪に行くので、
彼に同行を頼んだことでした。
なじみの1000円カットのお店はいつも空いていて、
お客は私ひとりということが多いんです。
そこで、私は旦那に「散髪は10分で終わると思うよ」と言ったんです。
終わったら、近くのスーパーで待ち合わせをしようと約束して、
帰りは一緒にお昼を買う予定でした。
ところが1000円カットのお店には、珍しく2人先客がいて、
しかもカットする美容師さんは、いつも頼んでるベテランの女性ではなく、
彼女の弟子っぽい男性の新人さんでした。
これは「10分では帰れないな」と思い、スマホで旦那に電話しようとしたんですが、
困ったことに眼鏡を家に忘れてきたんです。
実は私、老眼の影響でかなり目を悪くしていて、
裸眼では上手くスマホが操作できないんですよ。
でも、20分くらいで終わると予想していましたし、
旦那は若い頃と違って気長になったから、たぶん怒らないだろうと油断していました。
結局、私は「10分」ではなく、
旦那を「40分」待たせることになったんです。
散髪が終わって待ち合わせ場所に向かうと、
なんと、彼はいないではありませんか。
必死でスマホを操作して電話をかけると、
「そんなに待たされるとは思わなかったから、家に帰った」というのです。
幸い、1000円カットのお店は自宅からそう遠くなく、
私が歩いて帰れる距離ではありますが、
昨年、派遣の仕事で左ひざを痛めた影響で、
たった500メートルでも、歩くと足が痛くてたいへんなんですよ。
「散髪は長くなるかも」と連絡しなかった私が悪いのですが、
帰ったあとの旦那の怒りように私は怖くなりました。
遅くなったことを説明しても、「お前の話はいつも言い訳ばかりだ」と怒鳴り、
頭を下げて謝っても、「テレビが聞こえないから黙ってくれ」と言うんです。
もともと、年の離れた彼の気難しさは、結婚当初からわかっていましたが、
反省しているのに、なかなか許してくれない様子にだんだん悲しくなりました。
何処かのドラマではありませんが、
【過去に戻ってやり直せたら・・・】と思いましたよ。
旦那はお昼も食べてくれないので、
仕方がないので、私は自室にこもってはてなブログを見ていました。
『よそ様は何万PVもアクセスを稼ぐところがあるのに、
私のアンノン・ゲームは、1日当たり200PVしか出ないんだよ・・・』
そんな感じで落ち込んでいると、
はてなからのお知らせで「記事が言及された」とありました。
「まさか?!私は駄文しか書いてないのに・・・」
半信半疑で確認してみたところ、
サンタさんが「辛いのは君だけじゃない(旧題:日本には死んでほしくない)」を、
記事の中で取り上げてくださったんです。
旦那にさんざんひどいことを言われて意気消沈していたので、
彼女の「わあ~!!なんて素敵なひとだろう!!」という言葉に驚きました。
実は私、リアルでそんな風に褒められたことはほとんどありません。
学生時代はクラスメートからのいじめと、
母親の偏った愛情(姉ばかり大事にしていた)のせいで、
「自分は駄目な人間だから、可愛がってもらえないんだ」と思い、
いつもひとりで過ごすことが多かったんです。
縁あって旦那と結婚(経緯は長くなるので割愛しますが)してからも、
18歳も年上で価値観の違う彼との生活は、想像以上にたいへんなものでした。
すぐに長男が生まれたんですが、
彼が生まれつき重度の発達障がいを抱えていたことも、
結婚生活を営んでいく中で難しい課題となりました。
こんなことを言ってはいけないと思いますが、
私は「なんて不運な星の下に生まれてしまったんだろう」と嘆きました。
匿名ダイアリーの「日本死ね」ではありませんが、
社会を呪ったことは一度や二度ではなく、
何もかもが嫌で、家出まがいのことさえしたこともありました。
私が26歳のとき、
ある精神科医の先生が「詩を書いてみない?」と声をかけました。
学生時代、国語の成績が良かったため、
『自分の思ったことを形にする』ということを、先生は提案してくれたんです。
もちろん、上手い下手などは関係なく、
頭の中に浮かんだことを素直に書き記す作業でした。
すると、私の心の中にあった怒りは徐々に消え、
姉ばかり大事にしていた母のことも、
つまらないことで文句ばかり言う旦那のことも、楽観的に見れるようになったんです。
【私と同じで、お母さんも旦那も余裕がないのかも知れないな】
そう思ったとき、
私は【どうせ引いた貧乏くじなら、当たりになるようにしちゃえばいい】と、
意識転換を図ったんです。
妥協というと諦めに聞こえますが、
そうではなく、相手の意見を吸収して自分の考えに変えることなんですよ。
母も旦那も、昭和の古い時代の生まれなので、
話を合わせるのはたいへんでしたが、
幸いなことに私は知識探求が大好きなので、
昔の歌や映画のことをたくさん調べて、話のタネにしました。
父の協力もありました。
やがて2人とは意思の疎通が上手く行くようになり、
家族旅行で小田原や箱根に出かけるようにもなりました。
サンタさんが書いてくださった記事の中に、
【幸せを感じられる自分、感謝を感じられる自分
自分を大切に、大好きに思える自分】とありました。
よく「幸せになろう」と言いますが、
実は幸せって、なろうと思ってなるものじゃないんですよね。
世界中を旅して探しに行っても、
自分の心で感じ取ることができなければ、幸せはみつからないんです。
だから、極端なことを言いますと、
お金がなくて貧乏な状態でも、幸せだと思うことはできるんですよ。
再びサンタさんの記事から引用すると、
【今、問題を抱えてる自分が変わらなくても、
幸せを感じられる環境と状況、
感謝を感じられる環境と状況、
自分を大切に、大好きに思える環境と状況】が大事なんですよね。
私の過去は失敗も多く、すごく恥の多いものでありましたが、
【不遇な人生を楽しむスキル】を持っていたから、
挫けずにここまで生きてこれたんだと思います。
でも、私はまだまだ弱いですよ。
ストレスが溜まると、ゲームの世界に逃げ込んだりしますし、
パラレルワールドなら、すべて自分の思い通りになるのではないかと考えます。
昨日は旦那にひどく怒られましたが、
私は近ごろ、現実をきちんと見ていなかったので、
たぶん神様が「目を覚ましなさい」という意味で、罰を与えたんじゃないかと思いますね。
『身近な人への感謝』
これが一番大事ですから。
大好きなブログもゲームも、
家庭という大地がなければ、花として咲くことはできません。
わが家の愛猫はあんのん(安穏)という名前ですが、
家族の温かい絆の中に、本当の幸せがあるんだと思います。
ご心配をおかけしましたが、サンタさんの記事を読んで元気になったので、
旦那とはちゃんと仲直りできました。
まるで雷雨の後に、綺麗な晴天を見たような心地でした。
これからも、山あり谷ありの毎日だと思いますが、
希望を作り出しながら、生活して行きたいですね。