ニッポンを元気にしよう! シャブで! 映画『シャブ極道』

あけましておめでとうございます!

シャブが何かと話題ですね!

清原和博元選手にシャブを売っていたという“シャブババア”の字面の強烈さが日本国民の心をわし掴み!

シャブババア(二代目)がシャブを売ってシャブ御殿を立てる……。

現実でもこんなに面白いことがあるんだ!
こんなのフィクションの世界じゃないか!

 

 

っつーわけで映画『シャブ極道』(’96公開 監督 細野辰興 主演 役所広司 早乙女愛 藤田傳)の紹介です。

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この映画はシャブが好きで好きでたまらないヤクザ・真壁五味(役所広司)の一代記です。
シャブ極道・真壁五味とその妻・鈴子(早乙女愛)の半生である’73~’95までの22年間を描き切っています。

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開始2分でスイカにシャブをかけて食うシーンでもう100点満点!

組長に無理やりビールを飲まされて吐いて(真壁は酒、たばこが苦手。シャブと違って体に悪いから)シャブを打って復活!

しゃぶしゃぶのタレにシャブを入れて(ゴマダレは相性が悪いのでポン酢でいただくのがツウ)、シャブしゃぶしゃぶにする。

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子分の娘に覚醒剤から醒の一字を取って「醒子」と命名!

覚せい剤の成分を作った長井長義博士にお祈りしてからシャブを売りさばく!

シャブセックス中にも「ちゃんと長井博士に『おおきに』って言ってからイクんやで~」とラリっている女に強要。

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「今日からワシらは薬屋や。長井博士にお祈りせい」(画像中央の写真が長井博士)


 

 

などなど、おもしろシャブジョーク映画として観ることはたやすいのですが、この映画の本質はそうではありません。

通常、こういったヤクザ映画では、ドラッグ売買&使用に手を出さない侠気(おとこぎ)のあるヤクザがドラッグ&殺人&違法売春上等の非道なヤクザをボコる勧善懲悪パターンがよく見受けられます(あとは抗争したり)。
今作はそのパターンではありません。この映画は男の一代記であり、愛の物語なのです。

 

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賭場で一目惚れした鈴子をゲットするために真壁はでっかい暴力団の幹部である神崎(藤田傳)をバットでぶん殴り、略奪婚。そのあとは真壁がシャブをさばいてどんどん組を大きくしていくのが大まかなお話です。

 

神崎も神崎で静かに狂っています。
バットでぶん殴られて女まで取られたのに神崎は「あのときのバットはごっつい一撃でしたわ~」とのんびりした口調で話します。

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「シャブを商売にするのは絶対やめてもらいたい。あれは人間を滅ぼすと思ってます。私はあんなものをこの世から無くしてしまいたい。本気でそう思うんですわ」

そう語る神崎に、真壁は強い憤りを覚えます。

「ワシがシャブ売るんはゼニ、カネのためやない。人間はな、シャブで幸せになれるんじゃ」

嫁・鈴子の前の男である神崎と思想的に真っ向から対立する真壁ですが本心ではシャブに頼りたくないという思いがありました。

真壁は「シャブの成分であるメタンフェタミンとアンフェタミンを自分の体内で生成して、完全究極自給自足のシャブ人間になりたい(意訳)」そうです。

真壁はシャブのキメすぎで狂ってしまったのでしょうか。

 

衝撃のラストは本当に衝撃なので、DVDを観ることをお勧めします。

「ワシがシャブで日本中を幸せにできるか、神崎がシャブを日本から無くせるか勝負や!!」

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今だからこそ観よう! シャブ極道!

 

サクセス本田

サクセス本田とフィーバー吉崎

サクセス本田とフィーバー吉崎

・火曜日担当
時代劇が大好きな無職のサクセス本田。
都内を徘徊する無職のフィーバー吉崎。
二人で一つ。
藤子不二雄のような共同アカウントです。
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