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維新、大阪・八尾空港でオスプレイ訓練引き受け提案へ 菅官房長官と会談で
日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長と幹事長の松井一郎大阪府知事が6日、東京都内で菅義偉(すが・よしひで)官房長官と会談することが2日、関係者への取材で分かった。沖縄の基地負担軽減を図るため、地元に配備されている米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイの訓練の一部を大阪の八尾空港(同府八尾市)で受け入れることなどを提案するとみられる。会談には橋下氏が代表を務める大阪維新の会と政策協定を結んだ沖縄の地域政党「そうぞう」の下地幹郎代表も同席する。
八尾空港は国土交通省が管理しており、滑走路は2本。陸上自衛隊中部方面航空隊や大阪府警、大阪市消防局のヘリコプターが配備されているが、定期便は就航していない。
橋下氏らは5月に沖縄県で、そうぞうと米軍普天間飛行場=同県宜野湾(ぎのわん)市=の同県名護市辺野古(へのこ)への移設推進を盛り込んだ政策協定を締結。この際に橋下氏が在沖縄米軍幹部に風俗業の活用をすすめたことを自ら明かし、慰安婦発言と併せて批判を浴びた。