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シリア難民 入国拒否の1万人超が砂漠地帯に2月24日 9時17分
国際的な人権団体、アムネスティ・インターナショナルは、世界の人権状況に関する報告書を発表し、内戦が続くシリアからの新たな難民の受け入れを、周辺国が制限し始め、入国を拒否された1万人を超える人が砂漠地帯に取り残されていると指摘しています。
イギリス・ロンドンに本部を置くアムネスティ・インターナショナルは、24日、世界の人権状況に関する報告書を発表しました。
報告書では、内戦が続くシリアについて、アサド政権や過激派などの武装勢力による戦争犯罪や人権侵害が繰り返され、これまでに犠牲者が25万人に上っているとしています。また、戦闘や空爆などから逃れようと国外に脱出したシリア難民は去年までに460万人に上り、周辺国は新たな難民の受け入れを制限し始めていて、このうちヨルダンで入国を拒否されたおよそ1万2000人がシリア国境付近の砂漠地帯に取り残されていると指摘しています。
一方、ヨーロッパでは、およそ50万人のシリア難民がたどり着いていますが、多くの国が、国力に見合った難民の受け入れをしていないと批判しています。
また、日本について、難民と認められた人数は、おととし11人にとどまり、難民認定の基準が明確ではないと指摘しています。
報告書では、内戦が続くシリアについて、アサド政権や過激派などの武装勢力による戦争犯罪や人権侵害が繰り返され、これまでに犠牲者が25万人に上っているとしています。また、戦闘や空爆などから逃れようと国外に脱出したシリア難民は去年までに460万人に上り、周辺国は新たな難民の受け入れを制限し始めていて、このうちヨルダンで入国を拒否されたおよそ1万2000人がシリア国境付近の砂漠地帯に取り残されていると指摘しています。
一方、ヨーロッパでは、およそ50万人のシリア難民がたどり着いていますが、多くの国が、国力に見合った難民の受け入れをしていないと批判しています。
また、日本について、難民と認められた人数は、おととし11人にとどまり、難民認定の基準が明確ではないと指摘しています。