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ヤマザキ春のパン祭り、仏でも有名? 皿を毎年1400万枚発注 「現地が沸く」とネットで話題、真偽は?

withnews 2月24日(水)7時0分配信

 毎年恒例となっている山崎製パンの「春のパン祭り」。対象賞品に貼ってある点数シールを集めると、必ず「白いお皿」がもらえるキャンペーンです。1981年にスタートし、これまでの累計交換枚数は4億6千万枚に上ります。そんなパン祭りが「フランスでも盛り上がっている」とネット上で話題になっています。生産している地域が大量受注を受けて沸いているというのです。本当なのでしょうか? 山崎製パンに聞きました。

【写真】今年は「白いフレンチディッシュ」。歴代36種類「白いお皿」すべてを紹介。スープ皿や小鉢なども

日本三大祭り?

 インターネット上のジョークで、「東映まんがまつり」「花王ヘアケア祭り」と並んで「日本三大祭り」とされている「春のパン祭り」。パンの消費が多くなる2~4月に、メーカーとして日頃の感謝の気持ちを表そうと始まったそうです。

 皿を製造しているのは「アルク・インターナショナル・フランス社」。途中で社名変更などがあったそうですが、一貫して同じ会社の製品をプレゼントしているそうです。

 同社の製品は高級レストランも採用。プレゼントされる皿は耐熱性の強化ガラスでできているため丈夫で、電子レンジでも使用可能です。スープ皿やサラダボウル、小鉢など、毎回形を変えていることも人気の理由です。

広報・IR室に聞きました

 本当にフランスでも話題になっているのか? 山崎製パン広報・IR室の担当者に話を聞きました。

 ――春のパン祭りの歴史について教えて下さい

 「1981年に、日頃のご愛顧に感謝してお客さまへの還元を目的に始めました」

 ――毎年、実施しているんですか

 「そうです。2011年はキャンペーン中に東日本大震災が起こって一時中断しましたが、しばらくして再開した経緯があります」

 ――皿は毎年オリジナルなんですか

 「デザインは毎回変えていますが、既製品ではなく、すべてオリジナルです」

毎年1400万枚ほど用意

 ――毎年、何枚ぐらい用意するんですか

 「1400万枚ほどです。キャンペーン期間中の応募状況を見ながら、複数回に分けて現地から取り寄せています」

 ――ネット上では「お皿を作っているフランスの町は、春の大量受注で好景気に沸くらしい」と話題になっていますが本当ですか?

 「現地に聞いたところ、『町全体が好景気に沸くというのは言いすぎでは? 確かに雇用を生み出すことで町に貢献していただいていることは間違いないですが』とのことでした」

 ――ネット上で話題になっていることについては

 「全く予期していませんでしたので、反響の大きさに驚いております。今後もお客様に愛されるキャンペーンを目指して努力してまいります」

 ◇ ◇ ◇

 「好景気に沸く」とまではいえないそうですが、毎年1400万枚もの発注があれば、それなりの経済効果を生み出していることは間違いないようです。

最終更新:2月24日(水)8時33分

withnews

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