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NYダウ「原油減産せず」で190ドル近く値下がり
2月24日 6時32分

23日のニューヨーク株式市場は、サウジアラビアの閣僚が原油価格を維持するための減産はしないと発言したことを受け、エネルギー関連の銘柄などに売り注文が出て、ダウ平均株価は190ドル近く値下がりしました。
23日のニューヨーク株式市場は、サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相が、原油価格を維持するため生産量の据え置きはしても減産はしないと発言して、原油の先物価格が値下がりしたことを受け、エネルギー関連の銘柄などに売り注文が広がりました。
さらに、この日発表されたアメリカの消費者心理を示す指標が、予想を超えて悪化したことも売り注文につながり、ダウ平均株価は、前日より188ドル88セント安い、1万6431ドル78セントで取り引きを終えました。
市場関係者は、「サウジアラビアやイランなど主要な産油国が原油安に歯止めをかけるため足並みをそろえて対応するのは簡単ではなさそうだという受け止めが広がった。石油関連向け融資が不良債権になるのに備えて引当金を積み増すとアメリカの大手銀行が発表したことも、投資家の慎重な姿勢を強めた」と話しています。
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