山口組離脱の事務所に銃弾５発 男を逮捕 福井

2月23日 14時03分

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２３日午前、福井県敦賀市で、指定暴力団・山口組から離脱した団体の事務所に拳銃の弾５発が撃ち込まれ、窓ガラスが割れるなどしました。近くで警戒に当たっていた警察官が、発砲した暴力団員をその場で逮捕しました。

２３日午前１０時前、福井県敦賀市本町で、指定暴力団・山口組から離脱した団体正木組の事務所に拳銃の弾が撃ち込まれました。
警察によりますと、撃ち込まれたのは合わせて５発で、事務所２階の窓ガラスが割れるなどしましたが、けが人はいないということです。
近くで警戒に当たっていた警察官が、事務所の前の路上から男が発砲するところを目撃し、銃刀法違反の疑いでその場で逮捕しました。
逮捕されたのは山口組系の暴力団員、山本敏行容疑者（３８）で、回転式の拳銃と実弾数発を持っていたということです。
調べに対し、山本容疑者は黙秘しているということです。
現場は、ＪＲ敦賀駅から北におよそ１キロ離れた飲食店などが集まる繁華街です。
正木組は去年、指定暴力団・山口組から離脱して新たに神戸山口組を立ち上げた団体の１つとみられ、警察が２４時間態勢で警戒しています。
警察は、背景に山口組からの離脱を巡る対立の可能性があるとみて調べています。