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旅客機エンジンから煙 空気取り入れ口に雪2月24日 5時10分
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23日、新千歳空港で、日本航空の旅客機の右エンジンから煙が出て乗客全員が緊急脱出したトラブルで、エンジンの空気取り入れ口に雪が付着していたことが分かり、国の運輸安全委員会が、トラブルとの関連を調べています。
23日午後3時すぎ、新千歳発福岡行きの日本航空3512便、ボーイング737型機が、新千歳空港の誘導路で右エンジンから煙が出て、乗客乗員165人が緊急脱出しました。
国土交通省や日本航空などによるこれまでの調査で、この便はトラブルが起きる前、雪のため、いったん誘導路に停止していたということです。
さらにトラブルのあとに確認したところ、エンジンの空気取り入れ口に雪が付着していたことが新たに分かりました。
空気取り入れ口は、エンジンの入り口にある大きなファンの内側にあり、取り込まれた外の空気は、燃料をエンジン内部で燃焼させるために使われるほか、一部は客室内にも送られ、空調に使われるということです。
仮に空気取り入れ口が狭まると、オイル漏れにつながり煙が出る可能性もあることから、国の運輸安全委員会がトラブルとの関連を調べています。
また、日本航空によりますと、トラブルが起きたとき、エンジンはアイドル状態で、緊急脱出を決めたため、パイロットがみずから停止させたということです。
国土交通省や日本航空などによるこれまでの調査で、この便はトラブルが起きる前、雪のため、いったん誘導路に停止していたということです。
さらにトラブルのあとに確認したところ、エンジンの空気取り入れ口に雪が付着していたことが新たに分かりました。
空気取り入れ口は、エンジンの入り口にある大きなファンの内側にあり、取り込まれた外の空気は、燃料をエンジン内部で燃焼させるために使われるほか、一部は客室内にも送られ、空調に使われるということです。
仮に空気取り入れ口が狭まると、オイル漏れにつながり煙が出る可能性もあることから、国の運輸安全委員会がトラブルとの関連を調べています。
また、日本航空によりますと、トラブルが起きたとき、エンジンはアイドル状態で、緊急脱出を決めたため、パイロットがみずから停止させたということです。
国の運輸安全委員会が原因調査
トラブルを受けて国の運輸安全委員会は、23日夜遅く、調査官を空港に派遣し、到着した4人は旅客機のパイロットなどから事情を聞くなどして、煙が出た原因の調査を始めました。4人の調査官は24日、日本航空の格納庫に移された機体の状況などを詳しく調べることにしています。
調査を担当する向優美航空事故調査官は23日夜、新千歳空港で記者団に対し、「今夜は乗務員から話を聞き、時間が遅いので機体はあすの午前中、確認します。原因や調査のポイントについては、話をまず聞いてみないと分かりません」と述べました。
一方、乗客のほとんどは、24日午前8時に新千歳空港を出発する日本航空の臨時便で福岡に向かうということです。
調査を担当する向優美航空事故調査官は23日夜、新千歳空港で記者団に対し、「今夜は乗務員から話を聞き、時間が遅いので機体はあすの午前中、確認します。原因や調査のポイントについては、話をまず聞いてみないと分かりません」と述べました。
一方、乗客のほとんどは、24日午前8時に新千歳空港を出発する日本航空の臨時便で福岡に向かうということです。
最近の旅客機の緊急脱出
旅客機の緊急脱出は、火災などの場合、滑り台のような形に膨らむ脱出用シューターを使い、すべての乗客を90秒以内に避難させることが求められています。
国内で緊急脱出が行われたケースは、最近では去年4月、広島空港で韓国のアシアナ航空機が着陸に失敗した事故や、3年前、全日空機が飛行中に煙が出たため、高松空港に緊急着陸したトラブル、9年前、那覇空港で台湾のチャイナエアライン機が駐機中に炎上した事故があります。
国内で緊急脱出が行われたケースは、最近では去年4月、広島空港で韓国のアシアナ航空機が着陸に失敗した事故や、3年前、全日空機が飛行中に煙が出たため、高松空港に緊急着陸したトラブル、9年前、那覇空港で台湾のチャイナエアライン機が駐機中に炎上した事故があります。