パチンコ店に就職(特に新卒)した人というのは、実は「パチンコ打ったことありません!どんなものなのかも全然分かりません!!」という人が多くいたりします。
会社説明会などで「ギャンブル」という要素を隠して「レジャー」とか「アミューズメント」という部分を、前面に押し出してアピールしているからでしょうね。
そんな彼ら彼女らが新入社員には、上司・先輩からは「お客様の気持ちを理解するためにも、少しでいいから打ってみろ」と言われることが多いでしょう。今は禁止になりましたが、昔は店員がパチスロの目押しを手伝ったりもしていたので、その練習のためにも打ったりしていました。
経験のためにパチンコを打った新入社員の中には、そのままパチンコにハマる人がわりと多くいます。大抵はビギナーズラックで勝ってしまった人。
パチンコだったらハンドルを握っていればいいし、パチスロだったら3つのボタンを順番に押していくだけ。それだけで何万円もお金が貰えるのだから、そのままハマってしまうのはよくある事。3ヶ月もすれば、職場で「いや〜昨日◯万円負けちゃってさ〜」みたいな事を言っていたりしますからね(笑)
また、自ら打たずとも、自然とパチンコ・パチスロを打つようになる新入社員もいます。その原因が「パチンコ店」という特殊な職場環境。
実際に勤めてみれば分かりますが、大型店であればあるほど、広いホールのあちこちで何万発、何万枚と大爆発している台が出てくるわけです。最初はパチンコに興味がなくても、毎日それを見ていると「うわ〜凄いな〜」と思ってしまうのは、必然。
結果的に、そこでパチンコに興味が沸いて打ちに行き、そのままハマってしまう。そんな新入社員も多くいましたね。
実は僕もそんな感じでパチンコ・パチスロにハマってしまった事がある一人です。今はもう全く打っていませんが、パチンコ店で働いていた頃は休みの度に打ちに行っていました。
年収300万円ぐらいしかなかったのに、月に10万円ぐらい負けたりして。ボーナスが入る月には、20万円以上負けたりしていました。記憶があるのでは、1日に最高8万円負けたことがあります。月20数万円しか貰っていない人間が、1日に8万円負ける…。異常ですよね?
もうそこまで行くと、完全にパチンコ依存症。本当にアホだったなーと思います。
ちなみに僕の依存症は2013年まで続いていて、辞められたきっかけは職場を辞めたこととブログやヒップホップという「新たに夢中になれること」を見つけたこと。これが無かったら、今でも打ち続けていたのでしょう。
当時はパチンコのために借金を作ってしまったりもしていたので、続けていたら本当に取り返しのつかない事になっていたと思います。
これからパチンコ店に勤めようと思っていて、パチンコ未経験の人がいたら、この部分はぜひ注意してほしいですね。自制が効かない人は、特に注意しましょう。