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 夏の参院選の1人区で、共産党が野党候補一本化に協力して独自擁立の取りやめを進めることを受け、党岐阜県委員会は23日、岐阜選挙区で公認した高木光弘氏(56)の擁立をやめる方針を固めた。民主現職の小見山幸治氏(53)の支援に回る見通しだ。

 支援の条件は、小見山氏の選挙公約に安全保障関連法廃止や、集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回を明記すること。松岡清・県委員長は「すんなりいくのでは」との見通しを示した。

 三重選挙区でも民主現職の芝博一氏(65)での野党候補一本化が加速しそうだ。維新から支援を得る芝氏に対し、共産は新顔の釜井敏行氏(34)を公認済みだが、大嶽隆司・県委員長は「選挙区内に安保法制反対と言う候補者が2人いるのはよくない。民主と調整したい」と語った。