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中国はどこに向かうのか?

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天安門事件は平成元年だったっけ。あれからもう30年近くなるんだなぁ。「天安門事件」で画像検索すると、原型を留めない肉片(戦車に轢かれたヒト)等、非常にショッキングな画像が飛び込んでくる(;´Д`)。

留学で来日してきて、結局、日本に定住するに至った「陳さん」という友人がいる。彼女が中国で天安門事件を迎えた時は、18歳だった。彼女によると一切、この事件の情報は、国民に知らされていないとのことだ。

だってそうだろう。中国軍の正式名称は、「人民解放軍」、その解放軍が、自由と民主化を求める国民を弾圧し、殺戮の限りを尽くしたのだから、もはや「人民」を「解放」するための「軍」たり得ない。単なる「殺人集団」だ。そんな集団が国家の命令に基づき、人民に銃を向け、そして引き金を引くという国を挙げての犯罪を、中国当局は何としても隠蔽しなければ、国家自体の存立にかかわってくる。

よって、中国内で「天安門事件」でググっても、一切、ヒットしない。因みに、知識人をジェノサイドした「文化大革命」もタブーだ。

続けて彼女は言う。「初めて天安門事件のことを知ったのは、日本においてだった。ショックだった。自分の母国が、こんな凄惨なことを組織的に遂行し、民衆を力で弾圧し、言論を封じ込めるなんて…こんな国にはもう帰りたくはない」と…

周知のとおり、中国は共産党一党独裁だ。もちろん、他にも政党は存在する。しかしその政党は全て、中国共産党の支配下にある。これで近代国家と呼べるだろうか。国民は情報統制され、言論の自由もなく、憲法さえも中国共産党の下位規範なのだから、中国に立憲主義は無いと言わざるを得ないだろう。

独裁政治は必ず失敗する。なぜなら、暴走をチェックする機関を持たないからだ。

独裁政治は必ず崩壊する。なぜなら、「国家にとって都合の悪い情報」を完全にシャットアウトすることなんてできないからだ。一つ小さな孔が開けば、ダムの決壊よろしく、ソ連のように国家は崩壊する。

独裁政治は必ず破たんする。なぜなら、歴史が証明しているからだ。問題はその時期が遅いか、早いか、それだけのことだ。

三国志とかは大好きだし、孫子の兵法等も素晴らしい。中国自体は非常に大きなエネルギーを持っているし、潜在的文化は素晴らしいし、尊敬すべき人物も多い。しかし、致命的な欠陥がある。既述のとおり、それは政治体制だ。

現在の中国は膨張、暴走を続けることにより、人心を繋ぎ止めているとしか思えない。そんな中国が、果たしてどこに向かうのか、残念ながら、どうにも悲観的な結果が待っているとしか思えない。

しかし少なくとも日本は、中国に「おもねる」のではなく、自由主義国家として、民主主義国家として、毅然として、「国際法」更には「条理」に則った行動をとらなければならない。

その為には、きちんとしたガバナンスができる政権が、政治と外交を運営していかなければならない。今年の国政選挙においては、それを肝に銘じるべきだ。

個人的には、少なくとも、学芸会しかできないであろう政党に日本のかじ取りを委ねるつもりは無い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回の続きを書く。

ショックの連続の午前の授業が終わり、昼休みとなった。

昼飯が終わって、休憩時間となった時、4組の生徒が数人、クラスに乱入してきて、

「いいか、この学年は俺がシメるからな。俺が番長だからな!わかったか!」

と頭の悪そうなビーバップ連中が気勢を上げた。

「番長って、いつの時代だよ(;´Д`) はいはい、どうでもいいですよ。どうぞシメてください。夕焼け番長でも番町皿屋敷でもなんでもやってください。バカの中でヘッドをとっても単なるキングオブバカじゃん。そういうの興味なし」

そう思いながら、例によって、机に突っ伏して聞き流している時、「おい、聞いてんのか。オマエだよ」と叫びながら、連中が俺に近づいてきた。

「めんどくさいなぁ…」

「喜劇」もここまで続くと、いささか食傷気味になってきた…

 

連中は机に突っ伏している俺の前に立ちはだかり、「おい、オマエ、聞いてんのか」と。

俺は、身を起こし、ほおづえを突きながら、「あまり吠えるな。聞こえてるって。番長なんだろ。勝手にやりゃ~いいじゃん!」と応答した。

連中は「じゃあ、いいんだな」と念を押してきた。

「はぁ、こいつら、真正のバカか?許可をもらって番長を名乗る気なのか」と呆れつつ、

「いいも悪いも、俺には興味が無い。こんなクソみたいなガッコでシメるのシメないのって、そんな次元の話に付き合う気はない」と言いながら、立ち上がった。

当時の俺の身長は180センチ,肉体労働で鍛えた身体だったので、威圧感を与える意味もあった。

「但し、ひと言だけ言っておく。一切、俺には構うな。絡むな!…そうでないと、食べちゃうわよ♡ ダーリン!」と小馬鹿にしながらウィンクをした。

舐められたと思ったんだろう(現に舐めるつもりで応答した…笑)、「てめぇ、おちょくってんのか」と番長とおぼしき奴が俺の胸倉を掴んできた。

とっさに俺は、相手の腕を払うと同時に、脚も払った。もんどりうって倒れる「番長」(笑)

「バカだよな。オマエら。黙って帰れば良かったのに。これだから、動物園と言われるんだぜ。さしずめサル山のボスか?」と言いながら、「番長」の背中を踏みつけた刹那、担任が入ってきた。多分、クラスの誰かが呼んだんだろう。

「何をやっているんだ。ゆう、オマエか!」

「はぁ…そういえば昨年、同じような状況を見たな。デジャヴってヤツかな」と思いながら、「ヤツらが絡んできたから応じただけです。サル山のボス!さあ、お帰りだ」と連中の背中を押し、放逐した。

こんなレベルのイザコザで停学になんてされたらたまったもんじゃない。多少は俺も、学習した。

 

既に数学の時、教員の「さすがは県立高校出身だな」という言葉から、俺が「過年度」であることはクラスの全員に知れ渡っている。

そしてこの昼休みの出来事で、「得体の知れない、近寄り難い」という形容詞が、俺に追加されることとなっただろう。

「こんな高校で馴れ合うつもりは無いし、一人で過ごす方が快適だ。むしろ好都合だ」という想いと、「こりゃ、確実にクラスメイトから距離を置かれるな」という想いが交差した。

クラスメイトの冷ややかな視線をよそに、「さあて、どのようにして高校3年間、過ごすべきなのかな…」ということに思いを巡らせているうち、記念すべき新学期1日目が終わった。

…スイマセン(;´Д`) このバカ高校で3年間、続けていく自信、ちょっと無いんですけどぉ…前の県立高校の方がずっと過ごし易かったんですけどぉ…俺の心の中のミニアンパイヤが、「ゲームセット!」と言いながら振り上げようとする手を、必死で「もう同じ過ちを繰り返せないんだからダメ!」と、抑え込む俺だった。