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サウジアラビア石油相「減産はしない」
2月24日 4時13分

原油価格が低迷し主要な産油国の動向が注目されるなか、サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相がアメリカで講演し、原油価格を維持するため生産量の据え置きはしても減産はしないという考えを改めて示しました。
サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は23日、アメリカ南部のヒューストンで開かれているエネルギーに関する会議で講演しました。
この中で、ヌアイミ氏は今月16日にロシアなどとの間で条件つきで合意した原油の生産量の据え置きについて、「まずははじめの工程だ。ほかの産油国も同意すれば高い水準に積み上がっている原油の在庫は減るだろう」と述べました。
そのうえで、来月、再び産油国が集まって生産量の据え置きについて話し合う会合を開きたいという意向を示しました。
一方で、減産については「ほかの国は口で減産すると言っても実際にはしないだろう。だから減産に向けた調整をするのは時間のむだだ」と述べ、減産はしないという考えを改めて示しました。
この発言を受けて、ニューヨーク原油市場の原油先物価格は、一時、1バレル=31ドル台に値下がりしました。

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