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マイルで100の世界遺産!旅行記

毎年20万マイルを貯めて、100カ所以上の世界遺産を訪れたトートの旅行情報ブログ

年間20万マイルの貯め方⑥ 100%もうかるFX取引の方法

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「そんな方法あるわけないじゃん」と思った方、正しいです。大きな利益をもたらすFX取引は、一方で、重債務者を生むケースもあるなど、リスクをはらんでいます。現在は以前よりもはるかに厳しい法規制が入ったのでリスクは減ってはいますが、まっとうな人はやっちゃだめです。あんなのギャンブルです。FX取引で大金を稼いでやる!という方はバックボタンをどうぞ。

 

では、記事タイトルは嘘なのでしょうか? いえ、そんなことはありません。とはいっても、あくまで旅行好きな陸マイラーが、ポイントサイトを使って1~2万マイル程度を確実に、安全にゲットしよう、という話ですFX取引で利益を狙っている人には縁のない話です。ポイントサイトでクレジットカード発行に次いで高額マイルがもらえるFX案件について、今回は見ていきます。

 

 

FXって怖い

そういうイメージありますよね。抵抗感ある方も多いと思います。まったくもって正しいです。個人が機関投資家に太刀打ちできるわけがありませんし、相場の行方など予測できません。外貨相場という混沌とした大海洋の荒波に、ひとりでこぎだすようなものです。台風がきたらあっという間に転覆、海のもくずです。

 

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FXのイメージ。荒れ狂う外洋

 

FXの仕組み

あらためてその仕組みを見てみましょう。

わかりやすいので、手持ち資金が100万円、円相場が1ドル=100円とします。

  1. 100万円をドルに変える(=円でドルを買う)
  2. 1万ドルの建て玉(ポジション)を得る
  3. ドル-円相場でドルが値上がりし、1ドル=101になった
  4. 1万ドルを円に戻す(建て玉を決済する)
  5. 手持ち資金は101万円。1万円の儲け

これがFXの基本的な仕組みです(手数料等は無視しています)。逆にドルが1円値下がりしていたら、99万円となり、1万円損でした。そして、FXでは必ずこの売り/買いはワンセットとなります。ドルを買ったら、それが建て玉(ポジションとも言う)となります。持っている建て玉を売って決済しなければ、利益/損失は確定しません。この売る/買うがそれぞれ1取引とカウントされます。ドルを買って、円に戻すと、2取引です。まぁわかりやすいので決済したら2取引した、と考えればよいでしょう。

 

FXの危険性とは?

それにはレバレッジ(てこ)という仕組みが関係しています。てこを使えば、小さな力で重いものでも動かすことができますよね? 同じように、小さな手持ち資金で大金をつかった取引ができるのがFXの特徴なんです。

 

レバレッジを使うと、手元資金以上の取引が可能です。現在の法律では最高25倍ですが、かつては100400倍(!)などという時代もありました。25倍ということは、上記の例でいえば、100万円の元手で、2500万円分のドルが買えてしまいます。同様の取引をしていた場合、単純計算ですが儲けが出ていたら+25万円、損が出ていたら−25万円です。

 

額としては25万というのは許容できないお金ではないかもしれませんが、元の資金100万円から見れば、実に4分の1に相当します。4日間、この変動幅で損が続けば、元手の100万円は消えてしまいます。これが株などとは違うところですね。株式であれば、仮に値下がりしても、保有しておけばまた上がるかもしれませんから。また、手持ちが75万円になった時点で、2500万円分の取引はもうできません。最高倍率である25倍を超えていますから。

 

しかもこれは、まだ1円の値動きの場合です。これが2円だったら? 3円だったら? 考えるだけでも恐ろしいですね。

 

海には入らない

さて、散々脅してしまってごめんなさい! 本題です。遠洋で荒れ狂う海も、浜辺では静かなもの。波打ち際で安全に潮干狩りでもしてアサリ(1万マイルくらい)をゲットしようというのがこの企画です(笑)。

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浜辺にマイルを取りにきた陸マイラー(イメージ) 

具体的にいうと、「1通貨取引」が条件の案件を利用します。

1通貨取引とは?

FXでは、取引の基本単位を通常1Lotと呼びます。ロットの定義はFX会社によってバラバラで、それが1,000通貨だったり、10,000通貨だったりします。10,000通貨の会社なら、US10,000ドルが基本単位、1Lotということになります。ハピタスのFX案件では、ポイント付与の条件が「30Lot取引」「10,000通貨取引」「100Lot取引」等、案件によって異なります。当然Lot数が多いほど、達成するのが難しくなります。

 

でも、いきなり10,000通貨や100Lotに挑戦するのは怖いですよね。そこで我々潮干狩りチームが狙うのは、「1通貨」、つまり1ドルの取引です。

 

全額失ったところで、1ドルです(実際はそんなことありえませんが)。しかも、瞬時に取引を終わらせてしまうため、相場の変動もきわめて小さく、0.01〜0.09円程度のロス、あるいはプラスで済みます。1円未満です。手数料の方が高いです。危険も何もありません。

 

SBI FXトレードを例に

わたしが昨年末に実際にハピタスで利用したSBI FXトレード案件を例としてお見せします。

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これによって17,000ポイント、つまり15,000ANAマイルを手に入れました。今は12,000PTですが、SBI FXはよくキャンペーンでポイントアップしているので、チェックしてみてください。では、まず、条件を良く見てみましょう。

 

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【ポイント獲得条件】

新規口座開設+取引完了 (2015/8/6より変更)

新規口座開設申込み後、90日以内に1万円以上の入金、 

  及び1通貨以上の取引を完了された時点で、ポイント獲得対象となります。 

法人口座の開設も獲得対象となります。

SBI証券(SBIFXα)の口座をお持ちの方でもポイント獲得対象となります。

 

 

ハピタスって?という方はこちらをどうぞ

 

入金とは

これは取引の元手となる、いわば担保金です。証拠金と呼ばれるもので、レバレッジを使う際には重要となってきます。FX会社も商売ですから、なんの保証もなしに25倍ものレートで取引をさせてくれるわけがありません。

 

「いいですよ、25倍の取引させてあげます。でもその分、お金を担保として入れてくださいね」こういう仕組みになっていて、一定のパーセンテージを上回る損失が出たら没収されてしまいます。

 

われわれの場合は、1ドルの取引でよいのですから、レバレッジなど当然使いません。1万円の保証金でも十分なのですが、どうせポイントをもらったら全額引き出してしまうお金です。FX会社側の心象もあるため、5万円程度入金してもよいかもしれません。

 

FX会社の心象とは

今はなくなったようですが、以前は「明らかにポイント目当てと思われる申込はダメよ」という条件があったんです。そんなこといわれても……という感じですよね(笑)。仕方ないので、わたしは10万円入金して、ポイントがもらえるまで、取引を毎日適当にくりかえしました。回数稼ぎのためです。実際に履歴をお見せすると、こんな感じです。1通貨だと、後述する理由で入力が面倒くさいので、10通貨取引が多かったです。

 

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損益を見ると、1回の新規注文-決済で-0.8〜+0.27円の幅です。1円の10分の1レベルの話だということがハッキリわかりますね。1通貨だと、さらにこの10分の1です。0.01円。ここまで小さいと、もはや実感しにくい額です。「桁が大きすぎて想像できない」という表現がありますが、その逆は珍しいですね(笑)。

 

また、新規注文してから決済までの短さも見てください。注文したら即決済しています。微々たる利益や損失は無視して、さっさと終わらせるのが大事です。決してFXでもうけるのが目的ではないことを忘れないでください。 

 

ちなみに、一度だけ10,000通貨分の取引をしましたが、そのときの損益は+32円でした。1Lot取引が条件の案件であれば、これでクリアできたことになります。

 

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ところで、取引にUSドルを使わなければならない、という決まりはありません。ドル以外にもポンドやユーロなど、様々な国の通貨が利用できます。しかし、別に投資がしたいわけではないですから、一番馴染みがあるドルを利用するのが無難です。また、ダントツの国際決済通貨なので流通量が多いため、マイナー通貨と比べると値幅のぶれが小さいのもポイントです。

 

取引手順

取引手順を見てみましょう。1通貨、わたしが実際に昨夜、取引してみました。まず、これが取引画面です。

 

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画面上部の為替が刻々と変わって、見づらいですし、わたしたちシオヒガリストは使わない機能ばかりで邪魔なので、左上から「非表示」にしてしまいましょう。そして、「新規注文」のタブを選びます。

 

新規注文入力

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  1. 新規注文を選択。
  2. USD/JPYを選ぶ。
  3. 売買は、決済時にその反対のことをするのでどちらでもかまいません。
  4. 注文数量は「1」。これが「1通貨取引」の意味です。10や100以上の注文がしたい場合は右のボタンから選べますが、1はあまりに単位が小さいので、手入力なんですね(笑)。上で述べた「1通貨の注文は面倒くさい」の理由です。
  5. 確認したら注文をします。面倒でしたら確認画面は飛ばしてもいいでしょう。

 

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注文できましたね。続いて、この建玉を即座に決済します。下の「決済注文」をクリック。 

決済注文

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「決済注文」の「建玉照会」タブに移りました。右端の「決済」を選びます。 

 

決済注文入力

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今度は決済なので、とくに選択したり、書き込む必要はありません。そのまま「注文」します。

 

これでポイント付与の条件となる「1通貨取引」が完了しました。晴れて1〜2万ANAマイル分のポイントがもらえます。ポイントをもらったあとに、最初に入金したお金を全額引き出してしまえば、完全にこの案件は終わりです。入金した際の振込手数料が一番の出費となるでしょう。100%儲かるという意味がお分かりいただけたでしょうか。

 

一応、この記事のためにおこなった「1通貨取引」の結果を見てみましょう。

 

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0.0053円の儲けでした。

 

損切りの難しさ 絶対にFX取引で儲けようと思わないこと!

人間とは不思議なもので、たとえば10円玉や50円玉を側溝に落としても、ほとんどの人は10分後にはそんなことは忘れているでしょう。1通貨のやりとりであれば、実際に見ていただいたとおり、動くのは0.01円単位の、文字通り毛ほどの額です。しかし、たとえ1円の100分の1の損でも、

 

1秒たてば取り戻せるかもしれない

5秒後にはプラスになるかもしれない

 

 

そう思うと、なかなか踏ん切れなかったりするんですよね。この「あとちょっと待てば損を取り戻せるかも?」という悪魔のささやきが、本気でFXやデイトレードをやっている人たちが損失を生む大きな要因にもなっています。数銭単位の損益などどうでもいいので、すぐに決済することを忘れないでください。

 

今回はたかが1ドル分なのでまだ良いですが、数Lotの案件をやってみようと思われた方もいると思います。その程度ならリスクも大したことはありません。ただし、絶対に利益をあげようなどとは考えず、証拠金を十分に用意して、高レバレッジなど使わないこと。あくまでマイルを得るのが目的であることを忘れないでください。いっそ、「1000円や2000円程度は損するものだ」くらいに考えておく方がよいです。それをじゅうぶんに上回るマイルが手に入るのですから。

 

さて、今回の記事、安全で100%もうかるとはいっても、やっぱり心理的にFXは抵抗のある方もいるのでは、と思います。無理してやる必要はまったくないので、そういう姿勢で問題ありません。

 

わたし自身も、マイル集めはふだんの生活の中で無理せずに続けるのをモットーにしています。そんなことをしてもつづかないし、疲れてしまいますからね。次回は、もっと気楽に大量マイルを集める方法をご紹介したいな、と思っています。

 

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