スペイン映画「マジカル・ガール」にて、歌手・長山洋子のデビュー曲「春はSA-RA SA-RA」が使用されている。このたび長山より喜びのメッセージが到着した。
第62回サンセバスチャン国際映画祭にてグランプリと監督賞をダブル受賞した「マジカル・ガール」は、カルロス・ベルムトの劇場デビュー作。白血病で余命わずかな少女アリシアの「大好きなアニメのコスチュームを着て踊りたい」という願いを叶えるため、失業中の父親が周りの人々を巻き込んでいくうちに、事態は思いがけない方向へと進んでいく。
劇中でアリシアが踊っているシーンで使用されているのが、長山が1984年に発表した楽曲「春はSA-RA SA-RA」だ。ベルムトは、アリシアが好きな架空の日本アニメ「魔法少女ユキコ」のテーマ曲として1980年代、1990年代のJ-POPが合うと考える中、偶然YouTubeで同曲を見つけたとのこと。楽曲の印象について「アイドルのきらめきを体現していると思った」と語っている。
一方、自身のデビュー曲がスペイン映画に使用されていると聞いた長山は「うそー!」と驚きを隠せず、本作の鑑賞後には「文化も違うスペインの監督が、数多ある音楽の中から私の曲を使ってくれたことを、純粋にうれしく思います」と思いを吐露した。
「マジカル・ガール」は、3月12日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次ロードショー。
長山洋子 コメント
本当にびっくりしました! 私のデビュー曲「春はSA-RA SA-RA」が、スペイン映画に使われていると聞いて。文化も違うスペインの監督が、数多ある音楽の中から私の曲を使ってくれたことを、純粋にうれしく思います。