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 復興庁は23日、青森県八戸市にある同庁青森事務所を3月末に閉鎖すると発表した。復旧・復興の工事が進んだためとしている。同庁は2012年2月の発足に伴い、被害の大きかった青森、岩手、宮城、福島、茨城の各県に復興局や事務所などを置いたが、閉鎖は今回が初めて。

 内閣府や復興庁によると、東日本大震災で青森県内は八戸市を中心に約1千棟が全半壊した。災害公営住宅は13年4月に67戸分が完成し、現在、51戸に被災者が入居している。災害に備えた避難道路は、今年度でほぼ建設が完了する。