写真 記事へ 写真特集一覧 見つめ続ける 弔いの花、晴れの花 1枚目/12枚中 2016年2月23日 母方の祖母と叔父が仮埋葬されている多目的広場の「北釜ふれあい広場」へ花を供えに訪れた5歳の斎藤佑星君。祖父も津波で失った=宮城県石巻市で2011年4月10日、梅村直承撮影 母方の祖母と叔父が仮埋葬されている多目的広場の「北釜ふれあい広場」へ花を供えに訪れた5歳の斎藤佑星君。祖父も津波で失った=宮城県石巻市で2011年4月10日、梅村直承撮影 祖母が仮埋葬されている576番の木札の前に花を手向けた斎藤佑星君(中央)。父知文さんと母るみ子さんが見守っていた=宮城県石巻市で2011年4月10日、梅村直承撮影 仮埋葬されている祖母と叔父に手を合わせる斎藤佑星君、、知文さん、るみ子さん、妹のあかりちゃん。自宅が全壊、避難所から訪れた=宮城県石巻市で2011年4月10日、梅村直承撮影 祖父母と叔父の1周忌の法要でやっと完成した墓に訪れた佑星君(6)。手を合わせた後、空を見上げた足元には、花束を手向けた時と同じ長くつがあった=宮城県石巻市で2012年2月26日、梅村直承撮影 妹のあかりちゃん(左)と共に真新しいランドセルを見せてくれた斎藤佑星君。通う大街道小学校は家が全壊し家族で避難生活を続けた学校だ=宮城県石巻市で2012年3月3日、梅村直承撮影 ニンテンドーDSを手にする斎藤佑星君。津波で犠牲になった母方の祖父母を模したキャラを作った、と見せてくれた。東日本大震災から2年経つが、津波の話はしたがらない=宮城県石巻市で2013年2月17日、梅村直承撮影 斎藤佑星君(7)。宮城県石巻市の借り上げ仮設住宅でそろばん教室の賞状を手に。「1年生で友達がたくさんできたけど100人はいないよ。算数が大好きだよ」=2013年2月17日、梅村直承撮影 2年生になった斎藤佑星君(8)。ピアノの講師だったるみ子さんに学び、ピアノの発表会にも出た。「ママは厳しいよ」とおどける。妹・あかりちゃん(4)にはとても優しい佑星君。「跳び箱は6段跳べるし、ポケモンもほとんど知ってるよ。」といろいろ教えてくれた。るみ子さんは「それでも津波の映像は本当に怖いみたいで、テレビを消してって言うんです」。心に負った傷はふとした場面で出てくるという=宮城県石巻市で2014年3月9日、梅村直承撮影 津波で母方の祖父母を失った斎藤佑星君(9)。父方の祖父母も自宅の2階まで波が来て波に流されたが無事だった。その庭の津波に流されなかった木に登る。津波が色濃い痕跡を残す日常で育ってきた=宮城県石巻市で2015年11月1日、梅村直承撮影 津波で母方の祖父母を失った斎藤佑星君。父方の祖父母も自宅の2階まで波が来て波に流されたが無事だった。その庭でいとこと遊ぶ佑星くん。津波が色濃い痕跡を残す日常で育ってきた=宮城県石巻市で2015年11月1日、梅村直承撮影 ピアノの発表会で「ティロリアンヌ」を弾く斎藤佑星くん。緊張していたが最後までやり遂げた。この日、佑星君を見守ったのは祝福の花束だった=宮城県東松島市で2015年11月22日、梅村直承撮影 ピアノの発表会で「ティロリアンヌ」を弾いた斎藤佑星くん。緊張していたが最後までやり遂げた。この日、佑星君を見守ったのは祝福の花束だった=宮城県東松島市で2015年11月22日、梅村直承撮影