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パナソニックが4.7型頑丈スマホ「TOUGHPAD」発売、流通・医療分野狙う
パナソニックは2016年2月23日、スマートフォン・ハンディーターミナルの機能を備える業務用4.7型Android端末「TOUGHPAD(タフパッド)」の新製品「FZ-N1」シリーズを発表した(写真1)。バーコードリーダー内蔵で約275グラムという軽さと、耐衝撃・防塵防水性能を含む「頑丈さ」を訴求する。発売日は2月26日で、想定実売価格は約15万円(税別)。
AVCネットワークス社ITプロダクツ事業部/ターミナルシステムビジネスユニット国内営業部の向坂紀彦部長は「流通や医療などの分野のお客様から、『業務用途に必要な耐久性を備えつつ軽い端末が欲しい』という要望が強く、頑丈さと軽さを両立できる新製品を開発した」と説明した(写真2)。
FZ-N1シリーズのラインアップはNTTドコモモデルとKDDI(au)モデルの2機種である。通信キャリア以外の仕様は共通で、OSはAndroid 5.1.1、メインメモリーは2GB、フラッシュメモリーは16GB(eMMC)を内蔵し、microSDメモリーカードスロットを搭載する。音声通話(VoLTE)、無線データ通信(LTE/3G)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)に対応。4.7型静電容量式マルチタッチパネルを搭載し、解像度は1280×720ドット。
5型ディスプレイを内蔵する既存製品「FZ-X1」シリーズ(OSはAndroid 4.2.2)と「FZ-E1」シリーズ(OSはWindows Embedded 8.1 Handheld)は継続販売する。FZ-X1シリーズは綜合警備保障(ALSOK)の警備隊員向け端末などで大規模な導入実績がある(関連記事:綜合警備保障(ALSOK)--“タフスマホ”4000台導入)。向坂部長は「5型モデルは屋外作業者向けで引き合いが多いが、屋内作業者向けには少々重い。新製品でより幅広い業種・用途に対応する」と説明した。
5型/4.7型両モデルのWindows 10への対応については、「近々に何らかの案内ができると思う」(向坂部長)とした。なお、米パナソニックは2月22日(現地時間)に、Windows 10 IoT Mobile Enterpriseを採用した「Toughpad FZ-F1」を発表している。
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