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中国「THAAD」配備検討で韓国に警告2月23日 21時14分
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韓国に駐在する中国の大使は、韓国がアメリカの最新の迎撃ミサイルシステムの配備を検討していることが、「国連安保理で北朝鮮制裁決議の採択の障害となっている」と主張したうえで、「配備されれば中韓関係は壊れるかもしれない」と警告しました。
韓国に駐在する中国の邱国洪大使は、23日韓国の最大野党「共に民主党」のキム・ジョンイン(金鐘仁)代表と会談しました。
邱大使は、韓国政府が、北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイルの発射を受けて、アメリカの最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」の配備を検討していることについて、中国政府は反対だと改めて説明しました。
そのうえで、「共に民主党」によりますと、邱大使は、国連の安全保障理事会で北朝鮮の核実験に対する制裁決議が採択されていないことについて、「THAADの配備検討が話し合いの障害となっており、それがなければ、制裁決議はすでに採択されていただろう」などと主張しました。
さらに邱大使は、「配備されれば、両国関係は一瞬にして壊れるかもしれない」と警告したということで、韓国への圧力を一段と強める構えを見せました。
一方、韓国外務省のチョ・ジュンヒョク(趙俊赫)報道官は、23日の記者会見で、「THAADは中国の安全上の利益にほとんど影響を与えないと判断している」と述べ、アメリカと配備に関する協議を進める方針に変わりはないと強調しました。
邱大使は、韓国政府が、北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイルの発射を受けて、アメリカの最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」の配備を検討していることについて、中国政府は反対だと改めて説明しました。
そのうえで、「共に民主党」によりますと、邱大使は、国連の安全保障理事会で北朝鮮の核実験に対する制裁決議が採択されていないことについて、「THAADの配備検討が話し合いの障害となっており、それがなければ、制裁決議はすでに採択されていただろう」などと主張しました。
さらに邱大使は、「配備されれば、両国関係は一瞬にして壊れるかもしれない」と警告したということで、韓国への圧力を一段と強める構えを見せました。
一方、韓国外務省のチョ・ジュンヒョク(趙俊赫)報道官は、23日の記者会見で、「THAADは中国の安全上の利益にほとんど影響を与えないと判断している」と述べ、アメリカと配備に関する協議を進める方針に変わりはないと強調しました。