S&P500種、今週つまずけば全面的な後退局面へ-デマーク氏
2016/02/23 16:29 JST
(ブルームバーグ):S&P500種株価指数が数日内につまずけば、全面的な後退局面に入るだろうと、チャート分析指標の生みの親であるトム・デマーク氏が、指摘した。
デマーク・アナリティクス創業者の同氏が採用している終値を4日前と比較するモメンタム公式は、今週中に上昇が息切れすれば弱気相場のシグナルを送るという。具体的には、22日に1945.5で終了したS&P500種が23日に下げて始まり、前週末終値付近の1917を下回ると、下落局面のシグナルとなる。
デマーク氏は電話インタビューで、「現在の上昇の基盤には疑問符が付く」とし、「一時的な買いは相場の下に真空地帯を作り、その後の下げを加速させる。急激な下げになる」と語った。
同氏によると、23日に1926.82を下回って終了した場合と24日か25日に1917割れで終了した場合もS&P500種の天井が確認されるという。
原題:DeMark Sees Risk of S&P 500 Top Should Stocks Stumble This Week(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Joseph Ciolli jciolli@bloomberg.net
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更新日時: 2016/02/23 16:29 JSTニュース一覧
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