「森の京都」に観光・移住を 丹波高原国定公園PR
京都府は23日、4月に開幕する府中北部の「森の京都」に合わせた首都圏メディア向け説明会を東京都内で開いた。観光や移住をアピールするのが狙いで、同日、国に指定が答申された「京都丹波高原国定公園」の豊かな自然や人々の暮らしぶりを紹介した。
旅番組などのテレビや雑誌、ウェブ媒体から70人が参加した。南丹市美山エコツーリズム推進協議会の高御堂厚事務局長(55)は、全域が国定公園に指定される同市美山町の芦生原生林の豊かな植生や、森の恵みのアユやボタン鍋を写真で紹介。Iターンでかやぶき民家に住む経験も交え、「地域の人たちの温かさのなかで暮らし、非常に満足している」と語った。
府の担当者は中北部各地の催しと連携した4月からの「森の京都博」や10月の全国育樹祭開催、さらに府内自治体がインターネット上で地域情報と画像、動画をメディア関係者の取材で提供する仕組みも説明。黒豆で作った豆腐や丹波ワイン、シカのジビエといった地元を代表する料理も振る舞い、中北部を売り込んだ。
【 2016年02月23日 22時40分 】