東洋医学や薬膳では、大根の効能が調理の仕方によって変わると言われています。
大根おろしなど生のまま食べると体を冷やし、おでんなど温めて食べると体を温める。というように変わるのですが、その大きな理由として大根の辛み成分であるイソチオシアネートが大きく関わっています。
大根がストレスを軽減させる理由
大根、きみは白くてむちっふわっとした見た目なのに、触ると堅い。まるでバレーボールの選手みたい。
美しいなぁ
ちょっと僕に乗ってみてよ。重さを感じたいんだ。
どうして君は根菜類なんだい?
ちっちゃな種から、あっというまに大きくなって。これが春から夏にかけての短い間なんだから不思議。育つのが早いんだね。
え? 早すぎて、もうシワシワだって? シワシワに興味ないでしょって?
ううん。そんなことないよ。しわしわで柔らかくなった大根。きみは辛み成分が抜けて包容力のある優しい雰囲気になったよ。
ぼくは大根が好き どんなときもね。
辛み成分たっぷりの大根と一度大喧嘩したことがあったね
ぼくが空手をやっていたとき、すねの硬さを自慢しててさ。
君はイタズラ心で冷蔵庫から転がり落ちてきたね。
ぼくのスネに当たって呼吸もできないほど悶絶したとき
君は驚いて身動きできずに、たたずんでいた。
あのとき、口汚く君をののしったけど、本心じゃないんだ。ごめんね。
サンドバッグを思いっきり蹴れていた僕のスネに落ちたとき、悶絶するなんて思ってなかったんだよね?
あのときから一番下の野菜室にお引っ越し。もう落ちてきたり、ぶつかってこなくなったのが少し寂しいかな。
大根がこの世に無かったら
ぼくは大根を知らずに育ったんだろうなぁ