遊ぶと、TM Networkが聴きたくなる。80年代のクールを集めたドライブゲー『Neon Drive - '80s style arcade game』レビュー
- レース
- 2016年02月23日
テクノ音楽を流しながら、イカした車で、ネオン街をドライブ。80年代の「カッコいい」を、今の技術で表現したゲームが登場した。
名前もそのまま、『Neon Drive - '80s style arcade game』だ。
このゲームは、スポーツカーに乗って、左右スワイプで障害物を避けるだけのゲームだ。
だが、ビジュアルと音楽に詰まった80年代の魂が、プレイヤーを捕らえて放さない。
まずは、ゲームセンター風のメニュー画面で筐体を選ぶ。
すると、テクノ音楽が流れ出し……。
クールなサイバー空間が姿を見せる。この背景は、無機質でただ美しい。
……ただ、実際は障害物を避けるのが難しく、見とれていると即死。
▲80年代って、なぜか無限に続く水平線が多かったような。
さらに、ただ無機質なだけで終わらない。
ひたすら避けていると、目の前に街が見えてきて……。
おお、ネオン街!
なんとういか、この感じや音楽が80年代のクール!
▲アニメ『シティーハンター』のエンディング(Get Wild)感が漂う80年代っぽさ。
各ステージに必ず数カ所、風景ががらりと変わる場所があり、風景の入れ替わりと音楽が同期してプレイヤーの気分を盛り上げる。
さらに、ネオン街に入ると……。
なぜか見下ろし画面の避けゲーに。
こういった遊びも、1ステージに1つ入っている。
▲昔のゲームは、唐突にゲームシステムが変わることがあったなぁ。アクションの最終ステージだけ宇宙STGだったり。そういえば、最近も最後だけ音ゲーのアクションがあったような……。
ゲーム自体は、障害の配置を覚え、ひたすら避ける覚えゲーなのでそれ自体が面白いとは言えない。
1度でもミスしたらかなり前からやり直し(広告を見ると1度だけコンテニュー可能)だから、投げ出したくなることもある。
だが、それでも私はやめられなかった。
見て欲しい。プレイを続けていると、突然に光の道が現れて……。
そのまま、夕日の海へダイブ。
最後は、寂しく一本道を走ってステージクリア。
音楽に合わせて演出を見せられると、「ああ、もうこれだけでいい」と思えてしまって、次を見るために続けてしまう。
全5ステージ、すべてにこんなビジュアルの変化がある。
▲ステージ3。なんとUFOっぽいなにかに射撃されるミニゲームが。
難点は難易度。3ステージ目以降はコースを覚えないとクリアできないので、かなりつらい。
ステージと音楽が同期しているが、避けるタイミングと音が同期していないので爽快感が薄いのもそれを助長している。
なぜか、ノーマルモードクリア後の高難易度ステージでは音とタイミングが同期するので面白くなるのだが。
そこを解消すれば、もっと面白くなったはずなのに、もったいない感じはある。
だが、それでも演出の良さは残る。この記事の画像や、下の動画を見て「波長があう」と感じた方は、ぜひ試して欲しい。
でもって、もしあなたが30代なら終わった後で「TM Network」のCDをかけるといい。
きっと、あの頃を思い出せるはずだ。
なお、ゲームは広告付き無料になっているが、雰囲気を最大限に楽しみたいなら広告削除を購入してから遊ぶといいだろう。
評価:6(面白い)
おすすめポイント
気になるポイント
課金
広告削除(240円)、ステージ開放(前のステージをクリアすれば遊べる)
(バージョン1.1、ゲームキャストトシ)
アプリリンク:
Neon Drive - '80s style arcade game (itunes 無料 iPhone/iPad対応)
避ける音ゲー的な感じですね
避けるタイミングと音楽のリズムがぴったりかみ合えばこのゲーム化けるかも。