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北朝鮮 「THAAD」配備協議で韓国を非難2月19日 22時12分
韓国が最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」の配備についてアメリカと協議を始めたことを巡り、北朝鮮の国営メディアは「南は周辺諸国の打撃対象となるだろう」と伝え、中国とロシアが配備に反対していることを持ち出す形で韓国を非難しました。
韓国国防省は18日、北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイル発射を受けてアメリカの最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」の韓国国内への配備についてアメリカと協議を始めたことを明らかにしました。
これについて北朝鮮国営の朝鮮中央通信は19日、論評を伝え、「配備が実現すれば、地域の軍事的緊張は激化することになるだろう」と反発しました。そのうえで、「政治・軍事面での緊張状態は物理的衝突を排除することができず、南はわが周辺諸国の打撃対象になるだろう」と警告しました。
論評では「周辺諸国」がどこを指すのか触れていませんが、中国が高性能レーダーによる監視範囲が中国にまで及ぶとして「THAAD」の配備に強く反対しているほか、ロシアも反対していることから、今回の論評は、中国とロシアの反対姿勢を持ち出す形で韓国を非難することで、配備に向けた動きをけん制したものとみられます。
これについて北朝鮮国営の朝鮮中央通信は19日、論評を伝え、「配備が実現すれば、地域の軍事的緊張は激化することになるだろう」と反発しました。そのうえで、「政治・軍事面での緊張状態は物理的衝突を排除することができず、南はわが周辺諸国の打撃対象になるだろう」と警告しました。
論評では「周辺諸国」がどこを指すのか触れていませんが、中国が高性能レーダーによる監視範囲が中国にまで及ぶとして「THAAD」の配備に強く反対しているほか、ロシアも反対していることから、今回の論評は、中国とロシアの反対姿勢を持ち出す形で韓国を非難することで、配備に向けた動きをけん制したものとみられます。