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「インパール作戦」の慰霊祭 ミャンマー2月19日 17時52分
太平洋戦争中、旧日本軍の「インパール作戦」の最前線となったミャンマーの少数民族が暮らす山岳地帯で、今月、およそ40年ぶりに日本政府が遺骨の調査を行うのを前にヤンゴンで慰霊祭が行われ、遺族たちからは遺骨の収集の進展を期待する声が聞かれました。
ミャンマーのヤンゴンで19日行われた慰霊祭には、「インパール作戦」で亡くなった旧日本兵の遺族などおよそ30人が参列しました。慰霊祭では、日本とミャンマーの僧侶が、遺族などが建立した慰霊碑の前でお経を読み上げたあと、遺族たちが花を手向けて静かに祈りをささげました。
ミャンマーでは、太平洋戦争での最も過酷な戦いの1つと言われる「インパール作戦」が行われ、厚生労働省によりますと、今も4万5000人を超える人の遺骨が各地に残されているとみられています。「インパール作戦」の最前線となったインドとの国境に近い西部の少数民族が暮らす山岳地帯では、長年、ミャンマー政府と少数民族の内戦が続いたため遺骨の調査が進んでいませんでした。しかし、去年、一部の少数民族との間で停戦の合意が結ばれたことなどから、日本政府は今月、およそ40年ぶりにこうした地域で遺骨の調査と収集を行います。
慰霊祭に参列した72歳の女性は、「戦死した父の遺骨は戻ってきておらず、お墓には何も入っていません。遺骨の収集が進んでほしいと願っています」と話していました。
ミャンマーでは、太平洋戦争での最も過酷な戦いの1つと言われる「インパール作戦」が行われ、厚生労働省によりますと、今も4万5000人を超える人の遺骨が各地に残されているとみられています。「インパール作戦」の最前線となったインドとの国境に近い西部の少数民族が暮らす山岳地帯では、長年、ミャンマー政府と少数民族の内戦が続いたため遺骨の調査が進んでいませんでした。しかし、去年、一部の少数民族との間で停戦の合意が結ばれたことなどから、日本政府は今月、およそ40年ぶりにこうした地域で遺骨の調査と収集を行います。
慰霊祭に参列した72歳の女性は、「戦死した父の遺骨は戻ってきておらず、お墓には何も入っていません。遺骨の収集が進んでほしいと願っています」と話していました。