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インド 政府批判の学生逮捕に対する抗議拡大2月19日 4時35分
インドで政府を批判する集会を開いた学生グループのリーダーが逮捕されたことを巡って、18日、インド各地に抗議運動が広がり、表現の自由が脅かされているとして、政府に対する批判が強まっています。
インドの首都ニューデリーでは、先週、名門ネルー大学で開かれた死刑制度に反対する集会で、学生グループのリーダーがテロ事件の死刑囚を擁護する反国家的な発言をしたとして、逮捕されました。
これを受けて、18日、少なくとも6つの都市で大学生たちが逮捕に抗議する集会などを開き、このうちニューデリーではさまざまな大学や労働組合から数千人が参加してデモ行進しました。学生らは「モディ政権は反国家的だという理由をこじつけて、政府に批判的な言動を封じようとしている」とか「インドの民主主義、言論の自由が脅かされている」などと訴えました。
逮捕された学生は、17日、勾留手続きが行われた裁判所で、与党の支持者とみられる集団に暴行を受けましたが、多数の警察官がいたにもかかわらず、与党の支持者から逮捕者は出ていません。インドでは先月、別の大学で、政権の幹部から反国家的だと批判された学生が自殺するという問題も起き、学生や野党から政権批判が強まっていて、地元メディアは一連の問題について連日大きく報道しています。
これを受けて、18日、少なくとも6つの都市で大学生たちが逮捕に抗議する集会などを開き、このうちニューデリーではさまざまな大学や労働組合から数千人が参加してデモ行進しました。学生らは「モディ政権は反国家的だという理由をこじつけて、政府に批判的な言動を封じようとしている」とか「インドの民主主義、言論の自由が脅かされている」などと訴えました。
逮捕された学生は、17日、勾留手続きが行われた裁判所で、与党の支持者とみられる集団に暴行を受けましたが、多数の警察官がいたにもかかわらず、与党の支持者から逮捕者は出ていません。インドでは先月、別の大学で、政権の幹部から反国家的だと批判された学生が自殺するという問題も起き、学生や野党から政権批判が強まっていて、地元メディアは一連の問題について連日大きく報道しています。