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シリア 包囲地域で国連の人道支援始まる2月18日 6時25分
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内戦が続くシリアで政府軍や反政府勢力に包囲され、食料が届かず、極めて厳しい状況に置かれている地域に対して、国連は17日、支援物資の搬入を始めましたが、各地で戦闘が激化するなか、支援がどれだけ継続できるかは不透明な状況です。
シリアでは、およそ49万人が政府軍や反政府勢力に包囲された地域に暮らしていて、食料が届かないため餓死する人が相次ぐなど、人道危機が深刻化しています。
このうち、7つの地域について、関係国による合意に基づき、アサド政権などが人道支援の実施を認めたことを受けて、国連は17日、支援物資の搬入を始め、首都ダマスカス近郊のマダヤには、食料や医薬品を積んだトラックが次々と到着しました。
支援物資の搬入が始まったことで人道状況の改善が期待されますが、関係国が今週中の戦闘の停止という目標を掲げながらも、シリア国内ではロシア軍の支援を受けた政府軍が、北部を中心に各地で攻勢を強め、戦闘は激しさを増しています。このため支援物資の搬入をこのまま順調に続けられるかどうかは不透明な状況です。
このうち、7つの地域について、関係国による合意に基づき、アサド政権などが人道支援の実施を認めたことを受けて、国連は17日、支援物資の搬入を始め、首都ダマスカス近郊のマダヤには、食料や医薬品を積んだトラックが次々と到着しました。
支援物資の搬入が始まったことで人道状況の改善が期待されますが、関係国が今週中の戦闘の停止という目標を掲げながらも、シリア国内ではロシア軍の支援を受けた政府軍が、北部を中心に各地で攻勢を強め、戦闘は激しさを増しています。このため支援物資の搬入をこのまま順調に続けられるかどうかは不透明な状況です。