【BOX】和気のセコンドに22年ぶりトリオ!鶴ちゃん&鬼塚氏&古口会長
2016年2月17日6時0分 スポーツ報知
◆プロボクシング ▽フェザー級10回戦(56・2キロ以下契約) 和気慎吾―ワルド・サブ(17日、後楽園ホール)
前東洋太平洋スーパーバンタム級王者でIBF世界同級1位の和気慎吾が“王者パワー”を後押しに、世界へと羽ばたく。インドネシア同級王者ワルド・サブとの10回戦に向けて16日、都内で前日計量に臨み、56・1キロで一発クリア。セコンドに俳優・画家の片岡鶴太郎(61)に加え、元WBA世界スーパーフライ級王者の鬼塚勝也氏(45)も入ることが決まった。
世界前哨戦に位置づける一戦へ、和気は「コンディションは最高」と余裕たっぷり。今夏のIBF世界同級王者フランプトン(英国)への挑戦を目指す中、「ゴングが鳴ったら全開でいく」と宣言した。
力強い存在が背中を押す。鬼塚氏の現役当時のトレーナーが、和気の師匠でセコンドのチーフ役を務める古口哲会長(58)。片岡との3人がリングに顔をそろえるのは、鬼塚氏の最後の試合となった94年9月以来、22年ぶり。和気は「心強い」と感謝した。
故郷・岡山県の山陽放送でも録画放送されることが決まり、地元の熱も高まっている。古口会長は「5回までに倒せば、世界戦へゴーサイン」と指令した。和気は「前半に倒すつもり。今、持っている力を出し切る」と気合十分だった。(三須 慶太)